PHP新書<br> 世界史としての「大東亜戦争」

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世界史としての「大東亜戦争」

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  • サイズ 新書判/ページ数 224p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569852515
  • NDC分類 209.74
  • Cコード C0220

出版社内容情報

「ドイツはチェコ支援阻止のために日本と手を結んだ」「15年戦争史観から51年戦争史観へ」。国際史の視座で先の大戦を捉え直す。

内容説明

本書は「大東亜戦争」を、日本史や日米関係史の視座、あるいはアメリカ政府の視座である「太平洋史観」から解放し、さらには戦前の日本が戦争の肯定を試みた「大東亜戦争史観」からも解放して、国際史の視点から再検討する試みである。日本史、米国史、英国史、中国史、ドイツ史、ソ連史、フランス史、インテリジェンス研究などの第一人者の論考を収録する。例えば中西寛氏は1890年を20世紀の起点に置く歴史観を提唱し、大木毅氏は当初日本よりも中国との関係を重視していたドイツが日本と手を結んだ経緯を綴る。重層的な視点から「複合戦争」の全体像を俯瞰する。グローバルな視点を持たなければ、先の大戦の本質を見誤る。各分野の第一人者による15編。

目次

「先の大戦」を総括する新しい歴史的視座(細谷雄一)
二十世紀史のなかの第二次世界大戦と日本(中西寛)
中国と英国の秩序を超えようとした日本(松浦正孝)
避決定を貫徹できなかった日本(森山優)
ローズヴェルトの世界戦略と遺産(村田晃嗣)
イギリスのなかの親日派と抗日派(アントニー・ベスト)
蒋介石の外交戦略と中国共産党史観―「外交は無形の戦争論」の再評価(家近亮子)
ドイツの「転換」と三国同盟への道(大木毅)
スターリンの対日戦略、軍事大国の陥穽(花田智之)
ド・ゴールと第二次世界大戦―植民地帝国における戦後フランスの礎の構築(宮下雄一郎)
大日本帝国崩壊後も続く東アジアの激動(加藤聖文)
インテリジェンス比較―縦割りの日本、情報集約の英国(小谷賢)
帝国の喪失がもたらした民主主義(リチャード・オヴァリー)
ヨーロッパにおけるファシズムの浸透と競合(板橋拓己)
知識人たちの闘い―国際秩序の変動と国際協調という問い(森田吉彦)

著者等紹介

細谷雄一[ホソヤユウイチ]
慶應義塾大学法学部教授。1971年千葉県生まれ。英国バーミンガム大学大学院国際関係学修士号取得。慶應義塾大学大学院法学研究科政治学専攻博士課程修了。著書に『戦後国際秩序とイギリス外交―戦後ヨーロッパの形成1945年~1951年』(創文社、サントリー学芸賞)、『倫理的な戦争―トニー・ブレアの栄光と挫折』(慶應義塾大学出版会、読売・吉野作造賞)、『国際秩序―18世紀ヨーロッパから21世紀アジアへ』(中公新書)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

skunk_c

69
「大東亜戦争」をグローバルに捉えようという雑誌連載の論文にいくつか追補論文を加えたもの。森山優、大木毅など、かなり評判になった研究者のものも含んでいて、しかも論調にも幅がある。基本は波多野澄雄の「4つの複合戦争」という捉え方にあるようだが、イギリス人研究者の捉え方は少し違う面もあり立ち位置の差を感じた。そんなに目新しい話は出てこないが、森田吉彦の「知識人達の戦い」は知らない人も紹介されていたので、興味深かった。こうした各論を束ねた大きな総論を誰かがものしないかなどと、ついついないものねだりをしてしまった。2022/10/18

tamami

54
本書は「先の大戦」の呼称から始まる。「太平洋戦争」でも、「アジア・太平洋戦争」でも、「15年戦争」でもなく、国際史としての性質を重視して「大東亜戦争」と呼ぶべきを諄々と説いていく。といって、所謂大東亜戦争史観を展開するのではなく、わが国が結果的に開戦に踏み切ったことの情勢分析とその是非を、15人の歴史家がそれぞれの視点から述べていて、大変分かり易い。近年、近現代史において、日本だけが世界にあったかのような視野の狭い研究とはおさらばする風潮が出てきて、大変心強い。雑誌『Voice』の掲載論文をまとめたもの。2022/08/13

24
国内外の学者による世界史から大東亜戦争を振り返る本。総括できてない先の戦争を大東亜戦争と称してるけど別に右ではない。インテリジェンスや蒋介石ドゴール等、知らない視点ばかりでとても興味深かった。イギリスの親日派抗日派の論でなぜ日本は他国の反応を予期できなかったのかとアントニーベスト氏が述べられて、なんでファシストと結びつくのかなんで南部仏印駐印して他国から反発が起きないと思えるのかと純粋に疑問に思ってらして、それなってなる。しかもその輸送船の海上護衛を満足にすることもなく、ほとんど沈められちゃうしさ…。2023/09/17

紙狸

19
2022年7月刊行。月刊Voiceに掲載された「先の大戦」に関する専門家たちの論考が主体。出版社主導のプロジェクト。歴史学の各分野で研究が進み、大戦に関する通念とはずれが生じている。それを埋める試みだろう。新書のスペースに寄稿者が15人なので、各人の議論はエッセンスのみという観がある。個人的には、日本も米国の外交暗号をかなり解読していたという話(小谷賢氏)、ムッソリーニは欧州保守層に人気があったという話(板橋拓也氏)などが面白かった。森山優氏は日本の開戦プロセスを「避決定を貫徹できなかった」と分析する。2022/08/03

ピオリーヌ

13
本書は「大東亜戦争」を「太平洋史観」「大東亜戦争史観」からも解放して、国際史の観点から再検討する試みである。大東亜戦争とは、本質的に「複合戦争」であり、真珠湾攻撃に始まる日米戦争、主に東南アジアを舞台とした日英戦争、1937年に始まる日中戦争(支那事変)、終戦前後の日ソ戦争という四つの戦争の「複合戦争であった」。中西寛氏は以下のように重要な指摘を行っている。第二次世界大戦に至る過程で、エリック・ホブズボームが「短い二十世紀」として語る「1914年」を起点とするのではなく、「日本を含めた東アジアをより重視2024/01/22

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