森の思想が人類を救う (新版)

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  • サイズ B6判/ページ数 225p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784569823836
  • NDC分類 160.4
  • Cコード C0010

出版社内容情報

すべての動植物、山や川にまで魂が宿っているという森の思想こそ、危機に瀕した現代文明を救う。1995年に出版された名著を復刊。

【著者紹介】
哲学者

内容説明

知の巨人が、日本文化の中にある人類救済の原理に迫る。『人類哲学序説』の原点となった名著、待望の復刊。

目次

第1章 日本の宗教―日本文化の理解のために(日本の信仰;日本の仏教)
第2章 インドの思想と日本の文化(釈迦の唱えた二つの理想;四つの徳―日本人の理想像 ほか)
第3章 三つの危機をむかえて―二十一世紀の世界と仏教の役割(マルクス哲学の限界;近代の終焉を予言したニーチェ ほか)
第4章 “森の思想”が人類を救う(哲学者の任務;世界に誇るべき日本の森林 ほか)
第5章 人間の宗教から森の宗教へ(三千年も生きながらえた巨木;木を神や仏として信仰の対象に ほか)

著者等紹介

梅原猛[ウメハラタケシ]
1925(大正14)年、仙台市生まれ。愛知県知多郡で育つ。哲学者。京都大学文学部哲学科卒。立命館大学教授、京都市立芸術大学学長、国際日本文化研究センター初代所長、ものつくり大学総長などを歴任。東日本大震災復興構想会議では特別顧問を務めた。72年『隠された十字架 法隆寺論』(新潮社)で第26回毎日出版文化賞受賞、74年『水底の歌 柿本人麿論』(上下巻、新潮社)で第1回大佛次郎賞受賞。99年、文化勲章受章。人類普遍の哲学を求めて思索を深めてきた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nizimasu

5
森の思想というのは、南方熊楠だったり、本多静六にも通じるようなイメージだけど、縄文の時代にさかのぼり、そこに日本の原風景を見いだすというのは、先生の持論の真骨頂といえよう。ある種の日本文化論としては、一潮流と言えるもので、読んでいてなかなかもって楽しい。その検証の余地はあるのだろうけど、日本の思想には自然観とかな文字(このあたりは梅原先生の持論ではないが…)にその特徴みるというのは説得力があります2015/04/26

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