出版社内容情報
ノモンハン事件、大東亜戦争開戦、ガダルカナル戦……。国家の命運を左右する参謀本部の中枢に居続けた作戦参謀「服部卓四郎」。
戦時下では、参謀本部の田中新一や辻政信、そして東條英機や石原莞爾らとどのように関わっていたのか。帝国日本が敗戦への道を突き進んでいく過程で何が服部らエリートを突き動かしたのか。戦後はGHQに庇護される立場となり、『大東亜戦争全史』をまとめ上げたが、その胸中に去来した思いとは。
そして、この男の生涯と折々の言動を丹念に追うことで見えてくる日本軍の失敗の根因とは――。デビュー作『多田駿伝』(小学館)で第26回山本七平賞奨励賞を受賞した気鋭の著者による渾身の書き下ろし。
目次
●序章 戦後史に消えた作戦参謀
●第一章 エリートコース
●第二章 ノモンハンの蹉跌
●第三章 大東亜戦争はじまる
●第四章 参謀本部作戦課長の「敗戦」
●第五章 生き残った参謀――「服部卓四郎」の正体
●終章 昭和陸軍の象徴として
内容説明
ノモンハン事件、大東亜戦争開戦、ガダルカナル島での攻防…。国家の命運を左右する参謀本部の中枢に居続けた作戦参謀「服部卓四郎」。戦時下では、参謀本部の田中新一や辻政信といった面々だけでなく、東條英機や石原莞爾らとどのように関わっていたのか。帝国日本が敗戦への道を突き進んでいく過程で、何が服部らエリートを突き動かしたのか。戦後はGHQに庇護される立場となり、『大東亜戦争全史』をまとめあげたが、その胸中に去来したのはいかなる思いだったのか。そして、この男の生涯と折々の言動を丹念に追うことで見えてくる日本軍の失敗の根因とは―。
目次
序章 戦後史に消えた作戦参謀
第1章 エリートコース
第2章 ノモンハンの蹉跌
第3章 大東亜戦争はじまる
第4章 参謀本部作戦課長の「敗戦」
第5章 生き残った参謀―「服部卓四郎」の正体
終章 昭和陸軍の象徴として
著者等紹介
岩井秀一郎[イワイシュウイチロウ]
歴史研究家。1986年、長野県生まれ。日本大学文理学部史学科卒業。デビュー作『多田駿伝―「日中和平」を模索し続けた陸軍大将の無念』(小学館)で、第26回山本七平賞奨励賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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