PHP新書<br> アメリカ現代思想の教室―リベラリズムからポスト資本主義まで

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アメリカ現代思想の教室―リベラリズムからポスト資本主義まで

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  • サイズ 新書判/ページ数 129p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569851136
  • NDC分類 133.9
  • Cコード C0210

出版社内容情報

トランプ以前と以後で、アメリカの現代思想のルールがまったく変わってしまった。トランプ以後、たえず抑圧されてきたホンネの欲望が噴出するようになったのである。いわゆるPC:ポリティカル・コレクトネス(政治的に正しく、差別的ではないこと)に対する反感だ。今までアメリカの現代思想と言えば、言ってみればPCのコードにしっかりと守られたいわばタテマエの思想だった。それを「リベラル・デモクラシー」派と呼ぶならば、今までのほとんどの思想が、この中に入ってしまう。
そこで本書では、長くアメリカの主流であったリベラル・デモクラシーの思想を1970年代にさかのぼって追究し、そこから今日まで何が起こっているのかを確認する。リベラリズムのロールズ、共同体主義のサンデル、ネオ・プラグマティズムのローティ、民主主義に反対する「新官房学」、「ポスト資本主義」の一種といえる「加速主義」……。社会の動向を反映してダイナミックに変容していくアメリカ現代思想を平易に解説する。

目次

トランプ以降、思想のルールが変わった!
第1部 リベラルとその周辺(リベラリズムとリバタリアニズム;コミュニタリアニズムという亡霊;プラグマティズムに回帰するアメリカ)
第2部 デモクラシーとその彼方(「歴史の終わり」から、何が始まったか?;リバタリアニズムから新反動主義へ;リベラル・デモクラシーは社会主義で乗りこえられるか?)

著者等紹介

岡本裕一朗[オカモトユウイチロウ]
玉川大学文学部名誉教授。1954年福岡県生まれ。九州大学大学院文学研究科哲学・倫理学専攻修了。博士(文学)。九州大学助手、玉川大学文学部教授を経て、2019年より現職。専門は西洋近現代哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

樋口佳之

58
ロールズつながりで読んでみましたが、著者とレーベル違いでほぼ逆の記述になっているのは、どちらがどうという事はないけど(学者で無い一読者は自分にとっての気づきがあればそれで良いのだし)驚き。/リバタリアンが民主主義を否定する方向に進んでいくのは、それは理屈の上で当然の帰結。最小国家のみは必要という理由がそもそも読み取れないし2022/02/22

Sam

55
次々と新しい本を出している著者。粗製濫造ではないかと疑いつつも読めばどれもそれなりに面白い。本作も副題の通りリベラリズムを出発点にリバタニアニズムからコミュニタリアニズム、そしてローティのプラグマティズム、さらにはネオリベやオルタナ右翼辺りまで駆け足で追いかけたあと左右両派の加速主義に触れ最後はポスト資本主義とハラリの予言を対置する。まさに題名の通り「教室」でありチャート式に(実際図を多用しながら)それぞれの思想の出自や関係性、代表的な思想家を紹介していく手つきは鮮やか。頭の整理にとても役立つ。2022/02/24

harass

53
トランプ旋風のことから本は始まる。米国での独自のリベラリズムの意味とそれへの批判や、リバタリアンなどの馴染みの薄い思想が語られる。「資本主義リアリズム」のフィッシャーや、ニックランドなどもでてくるのに驚いた。正直カタログのように感じられるのも確か。ちょっと物足りないが、まったく知らない人向けなのかもしれない。フクヤマの歴史の終わりとは、資本主義だけが勝利して、その代わりになるものが存在しないということとある。これは深刻な問題だ。2023/03/26

ふみあき

21
アメリカ現代思想の入門書だが、著者の主張が色濃く出ていて、おもしろかった。著者の立場はリベラリズムというか、ジョン・ロールズに近いのだろうか? コミュニタリアン、特にマイケル・サンデルは否定的に評価されている。理屈はともかく結論はリベラルと変わらない、というのがその理由の一つだけど、保守のフリして言ってることは左翼の中島岳志みたいなものだろうか(違うな)。2022/01/24

羊山羊

15
[リベラル内ゲバ解説書]本著では、トランプ氏がアメリカ社会に与えた最大の影響の1つとして「抑圧されてきたホンネの欲望」が噴出する社会になったとして、今までの思想は何で、それがトランプ以後、どのように変わっていったのかを確認するのが本著の主題である。今まで、アメリカの中では、「自由とは何か?」を中心に、その政治哲学が語られてきた。特にマイケル・サンデルの章は批判の舌峰鋭く目ウロコモノである。→2025/11/10

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