出版社内容情報
「顧客の声に耳を傾け、それに対応する問題解決的思考だけでは、『イノベーションのジレンマ』にはまってしまいます。
企業は、それと並行して、いや、むしろ先行して、『強い想い』のもと、戦略的に考え、目標への道筋を描き、顧客を次の世界へと牽引していく覚悟を持って事業に取り組む必要があります。
私たちに、なぜ、戦略的思考が求められているのか。それは、常に時代が変化していく中で、今あるものだけを対象に考えていても進化は生まれないからです。また、ルールが変わると、これまでの経営が立ち行かなくなるリスクも存在します」(本書より)
戦略的思考は、激変する今の時代に必要不可欠。
問題解決的思考だけでは、これから生き残ることは難しくなっていく。
目標の設定の仕方から、それを実現するまでのシナリオの描き方、外部環境や自社の分析の方法、さらに、戦略を実行するための人の動かし方に至るまでを、演習問題に答えながらトレーニング!
内容説明
常に時代が変化していく中で、今あるものだけを対象に考えていても進化は生まれない。また、ルールが変わると、これまでの経営が立ち行かなくなるリスクも存在する。個人もその影響を免れない。そこで必要になるのが、中長期で目標の実現を目指す戦略的思考だ。本書では、目標の設定の仕方から戦略の描き方、さらに、戦略を実行するための人の動かし方に至るまでを、演習問題に答えながら鍛える。
目次
第1章 戦略的思考とは「強い想いを実現するための思考」である(そもそも「戦略」とは?;「戦略」と「作戦」「戦術」の関係 ほか)
第2章 「アウトサイド・イン」で考えよう(戦略的思考の基本は「アウトサイド・イン」;「選択と集中」もアウトサイド・インで ほか)
第3章 努力に依存しないシナリオを描こう(「いい戦略」「わるい戦略」とは何か?;戦わずして勝つ方法1「ルール・メイカー」「ルール・ブレイカー」になる ほか)
第4章 理感一致で人を動かそう(人は「理感一致」でなければ行動しない;まずは関係性を育もう ほか)
第5章 戦略的にロードマップを展開しよう(改めて目的と目標を問い直そう;戦略を「クリティカル」に検証しよう ほか)
著者等紹介
三坂健[ミサカケン]
ビジネスコンサルタント。株式会社HRインスティテュート代表取締役。1977年、兵庫県生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業後、安田火災海上保険株式会社(現・損害保険ジャパン株式会社)にて法人営業などに携わる。退社後、HRインスティテュートに参画。2020年1月より現職。企業向けの経営コンサルティングを中心に、組織・人材開発、新規事業開発など、様々な支援を行っている。また、各自治体の教育委員会、国立高等専門学校における指導・学習支援にも積極的に関わっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。