出版社内容情報
◎脳の中で生じる毒(「アミロイドβ」というたんぱく質)が、脳内で慢性炎症を引き起こしている可能性があることが指摘されています。脳にアミロイドβが溜まると、「老人斑」という「シミ」のようなものができ、神経細胞が死滅して脳が萎縮し、認知症(特にアルツハイマー型認知症)が発症すると考えられています。
◎それなら「『アミロイドβ』を取り除けばいいのでは?」と考えるのが自然でしょう。ところが、実はアミロイドβを除去しても、認知症は改善しません。なぜなら、いくらアミロイドβを取り除いても、新しいアミロイドβが生じるからです。
◎大切なのは毒を「取り除く」ことではなく、毒を「溜めない」身体、あるいは、毒を「すみやかに排出できる」身体にすること。これが、認知症対策の新常識です。
◎本書では「抗加齢医学専門医」だけが知っている、脳を解毒する「ちょっとした毎日の習慣」をわかりやすく紹介しています。
目次
1 ストレス・副腎疲労・慢性炎症(私たちを蝕む「3つのストレス」;3つのストレスを複合的に抱えている人が多い;副腎から分泌されるストレスホルモン「コルチゾール」 ほか)
2 「慢性炎症」が“脳のシミ”をつくる?!(副腎疲労が脳に「毒」を溜める;「腸もれ」を防ぐことが先決;「アミロイドβ」が慢性炎症の火種に?! ほか)
3 「脳を解毒する」3つの習慣(「脳を解毒する」毎日の習慣1 環境ストレスのゆるめ方;「脳を解毒する」毎日の習慣2 肉体ストレスのゆるめ方;「脳を解毒する」毎日の習慣3 精神ストレスのゆるめ方)
著者等紹介
本間良子[ホンマリョウコ]
スクエアクリニック院長。日本抗加齢医学会専門医・評議員、米国抗加齢医学会フェロー、米国発達障害児バイオロジカル治療学会フェロー、日本医師会認定産業医、日本内科学会会員。聖マリアンナ医科大学医学部卒業後、同大学病院総合診療内科入局。副腎疲労の夫をサポートした経験を活かし、米国で学んだアンチエイジング医学を用いた栄養指導も行なっている
本間龍介[ホンマリュウスケ]
スクエアクリニック副院長。医学博士。日本抗加齢医学会専門医・評議員、米国抗加齢医学会フェロー、米国発達障害児バイオロジカル治療学会フェロー、日本医師会認定産業医、日本内科学会会員。聖マリアンナ医科大学医学部卒業。同大学大学院医学研究科修了。自身が原因不明の重度の疲労感に苦しんだことをきっかけに、アドレナル・ファティーグ(副腎疲労)の提唱者であるウィルソン博士に師事。日本で最初に副腎疲労外来を開設し、診療と副腎ケアの普及に日々尽力している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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