出版社内容情報
教皇フランシスコが、自身が病気やさまざまな出来事に苦しんできたことをふまえて、コロナ禍で苦しむ人々に救いのメッセージを贈る。
内容説明
本書において、教皇フランシスコは、コロナ禍の今こそ、これまでの自己中心的な価値観を見直し、より安全で健全な世界を生み出しましょう、と世界中の人々に語りかける。コロナ禍では、人の本性が露わになり、困っている人を食い物にするような人たちもいるが、その一方で、自分を犠牲にして困っている人を助ける人たちもいる。そうした人たちの強さ、寛容さ、創造力などは、今後の社会や経済、そして地球をより良いものにするのに生かされるはずだと、説く。自己の体験や事例、聖書の言葉、さらには科学者や経済学者の最新の研究を織り交ぜながら、世界をより良い形で再生するための青写真を描く。人類は価値観や優先順位を見直し、より良い世界を夢見るべきだ、と熱く語る一冊。
目次
第1部 見るとき
第2部 選ぶとき
第3部 行動するとき
著者等紹介
教皇フランシスコ[キョウコウフランシスコ] [Pope Francis]
ホルヘ・マリオ・ベルゴリオ。1936年12月17日、イタリア系移民の息子として、アルゼンチンのブエノスアイレスに誕生した。1969年にイエズス会の司祭に叙階され、1973年には管区長に、1980年にはブエノスアイレスのコレヒオ・マクシモ(Colegio M´aximo)の院長に任命された。1992年には司教に任命され、1998年にはブエノスアイレス大司教となり、2001年には枢機卿に任命された。そして2013年3月、第266代ローマ教皇に選出された
早野依子[ハヤノヨリコ]
1970年、鎌倉市生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科卒業。出版社勤務を経て、青木日出夫氏に師事し、翻訳を学ぶ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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