PHP新書<br> 教師と学校の失敗学―なぜ変化に対応できないのか

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教師と学校の失敗学―なぜ変化に対応できないのか

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  • サイズ 新書判/ページ数 280p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569849430
  • NDC分類 372.1
  • Cコード C0237

出版社内容情報

●休校中はプリントを配って家庭任せ、難航するオンライン授業…
●なぜ日本の教育現場は、子ども本位で動けないのか?
●コロナ禍のデータから見えてきた、教育変革「7つの施策」

 コロナ禍の全国一斉休校等の「教育の危機」に際し、主体的に動く学校もあったが、多くは「受け身で指示待ち」の対応に終始し、今日まで変化に対応できずにいる。それは「日本の学校が学習する組織になっていないからだ」と、全国の学校現場の声を聴き続けてきた著者は語る。

 本書では、コロナ危機のなか生じた「日本の学校教育の失敗」を、著者独自の調査等を通じたデータとファクトによって徹底検証する。学校都合の教育から、子どもたち本位の教育へ、日本の教育が生まれ変わるための「希望の書」。

内容説明

コロナ禍の全国一斉休校等の「教育の危機」に際し、主体的に動く学校もあったが、多くの学校は「受け身で指示待ち」の対応に終始し、今日まで変化に対応できずにいる。その理由は「日本の学校が過去を振り返り、学習する組織になっていないことにある」と、全国の学校現場の声を聴き続けてきた著者は語る。本書では、コロナ危機のなか生じた日本の学校教育の「失敗」を、著者独自の調査等を通じたデータとファクトによって徹底検証。学校都合の教育から子どもたち本位の教育へ、学校現場が変革するための「希望の書」。

目次

第1章 フリーズした学校―学校が止まっていたとき、子どもたちは?(ちいさな学校の大きな挑戦 みんなに会えてうれしかった;ICT整備・利活用ビリからの逆転劇 ほか)
第2章 子どもたち本位で考えられない学校―いまの教育は「学校都合」で動いていないか(「時間の埋め合わせ」は生徒のためになったのか?;与えるばかりの教育を見直すときなのに ほか)
第3章 コロナ禍で見えてきた「教育の大問題」―日本の学校の「4つの弱点」(コロナ危機で再認識した学校の3つの機能;問題1 子どもたちの好奇心や主体性が育っていない ほか)
第4章 なぜ、日本の学校は変われないのか―学校・家庭・社会の分断を生む「4つの深層」(1年近く経っても、オンライン授業をできる目途は立たない;学びたいのに学べないまま「自主休校」の子どもたち)
第5章 学校・家庭・社会をつなぐ「学習する学校」へ―分断から対話へ、学校都合から子ども本位へ(このままだと、どうなるか:近い将来4つのシナリオ;公立学校の「解体」に向かうか? ほか)

著者等紹介

妹尾昌俊[セノオマサトシ]
教育研究家、合同会社ライフ&ワーク代表。徳島県出身。京都大学大学院法学研究科を修了後、野村総合研究所を経て、2016年から独立。文科省での講演のほか全国各地で教職員研修やコンサルティングを手がけている。中央教育審議会「学校における働き方改革特別部会」委員、スポーツ庁、文化庁において、部活動のあり方に関するガイドラインをつくる有識者会議の委員も務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ステビア

25
開かれた学校へ2021/12/24

としP

13
結局のところ「教師が忙しすぎ」に、教師と学校の失敗の大元の原因があるように思える。ブラック校則の見直しも、コロナ休校中の学習のあり方の工夫も出来ない。工夫しようにも、新しいやり方を導入しようとすれば、時間もかかり、保護者からのクレームも増え、その対処にまた時間がかかる。。。著者が提案するように、教師の仕事を棚卸しして、「学校でやる必要があることなのか?」「外部のサービスを利用できないのか?」、そして個人的には「教師を増やせないのか?」と思う。そして、親も教育を学校に丸投げしてはいけないと思う。2021/07/25

めるみ

6
学校も教師も変わらなければならないことは、みんな分かっている。しかし、それ以上に前例や既存のルールで進める方が楽だし、批判されにくい。だから、変わらないのかなぁ‥。 失敗を恐れずやってみて、反省点やアイデアを見つけていく方が前進すると思う! 教育行政と学校、保護者と学校、子どもと学校など双方向に意見を聞くことが信頼につながる。 インパール作戦を例に今の教育改革を上げたがまさにそう。ICTや働き方など、現場を分析せずにやれやれ進めろと。これではやる気も失ってしまうよね。 2021/07/30

totuboy

6
教育現場では失敗がない。例えば教育実践の研究や論文、書店で販売されている本を見ても、「こんな子供の姿が見られました」と、頑張った子のノートや発言が取り上げられ、本当にそれが全体的な底上げにつながったのかがわからない。教師にとって都合のよい例しか取り上げず、「成功」としてきたのが従来の教育だろう。本書でも指摘されていることだが、子供の目線に立って、子供本位で考えていく。個々の能力を引き上げていくことは確かに重要。しかし、それには大人たちの理解が大切。失敗も温かく見守ってくれるような社会全体の空気が必要。2021/05/23

ひさちゃん

5
なかなか読み進められず、ようやく読了。タイトルに「失敗学」と銘打っているとおり、コロナ禍でいかに学校か機能不全を起こしているかが述べられている。データを示しながらこれでもか!と示されるダメぶりには、読んでいると途中から気持ちが萎えてくる。が、「そうだよなー」と共感することばかり。終わりの方に、この課題を解決するための方策として、筆者が示している教育変革3つの柱と7つの施策にようやく希望の光がみえた。教育委員会や学校は、ぜひ参考にして取り組んでもらいたいと思う。2022/06/02

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