PHP新書<br> 日本の盲点

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  • サイズ 新書判/ページ数 256p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569848556
  • NDC分類 302.1
  • Cコード C0236

出版社内容情報

「危機は脆弱な部分に破滅をもたらし、脆弱でない部分を焼け太りさせる」「誰かの立場を
代弁することは、つねに自己正当化の欲望につながっている」「現代政治は『ユートピア構想無きイデオロギー論争の時代』にある」――。
3.11、地方創生、post-truth、さらには「リベラル」論、アートイベント、コロナ禍まで。
気鋭の社会学者が51の論点を取り上げ、ユヴァル・ノア・ハラリやピエール・ブルデューなどの知見も披瀝しながら、社会学的想像力を駆使して盲点を衝く四年間の論考の集大成。現代社会に存在する盲点の存在を感じ取り、ことの根底にあるものを見通す思考力が身につく一冊。
(目次より)・概念の盲点――「愛と正義」「民衆」「コミュニティ」「時空の制約からの解放」etc./・性的なものへの過剰規制/・地方創生と関係人口論の現在/・科学技術への楽観と悲観――原子力とAI/・カルトメディアとシャープパワー/・放射線を忌避する行動による健康被害/あとがきにかえて――なぜ盲点は盲点であり続けるのか

内容説明

「危機は脆弱な部分に破滅をもたらし、脆弱でない部分を焼け太りさせる」「誰かの立場を代弁することは、つねに自己正当化の欲望につながっている」「現代政治は『ユートピア構想無きイデオロギー論争の時代』にある」―。3.11、地方創生、post‐truth、さらには「リベラル」論、アートイベント、コロナ禍まで。ユヴァル・ノア・ハラリやピエール・ブルデューなどの知見も披瀝しながら、社会学的想像力を駆使して盲点を衝く、四年間の論考の集大成。現代社会に存在する盲点の存在を感じ取り、ことの根底にあるものを見通す思考力が身につく一冊。

目次

第1章 概念の盲点(「愛と正義」;「民衆」 ほか)
第2章 社会の盲点(性的なものへの過剰規制;「ムラ社会」の駆逐ゲーム ほか)
第3章 メディアが生んだ盲点、メディア自体の盲点(「post‐truth」と反知性主義のなかで;「世論調整」のテクノロジー ほか)
第4章 政治の盲点(小池氏とトランプ氏の共通点;「希望の党」とは何だったのか ほか)
第5章 3・11の盲点(個人の「気持ち」で支えられる医療福祉体制;3・11から六年 福島問題の配置図 ほか)

著者等紹介

開沼博[カイヌマヒロシ]
1984年福島県いわき市生まれ。立命館大学衣笠総合研究機構准教授。東京大学文学部卒。同大学院学際情報学府博士課程単位取得満期退学。専攻は社会学。著書に、毎日出版文化賞、エネルギーフォーラム特別賞を受賞した『「フクシマ」論 原子力ムラはなぜ生まれたのか』(青土社)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みこ

19
雑誌連載のコラム集。今この国で起こっていながら我々が気付いていない盲点を掘り起こす。とはいえ、少々物足りない感じ。問題は提起するが、筆者の考えを十分に書ききっていない。右でも左でもなくあくまで公平ですよと言いながら踏み込んでいない印象。2021/04/03

まゆまゆ

15
現代社会で起こる様々な事象は、社会の複雑性、不確実性の高まりによって想定を超える事態が頻発している結果、過剰反応か無視かという両極端な行動が喚起され続けている。事態に直面したときには、そこに存在する盲点を感じながら、視点をずらし視野を広げることで根底にあるものを見通す力を身に付けよう。情報を受け取る側がそれを受け取るだけの能力や体制を持っていない、との指摘には納得。2021/07/19

クリフトン

4
・「村中タブー」科学的エビデンスらしきもの→その被害者→その支援者の出現 対抗するにはリテラシーと根気強い説明 訴訟や嫌がれせに耐える神経の太さの必要・ゴールや担い手の所在の確定を「棚上げ」して 曖昧な合意形成と暗黙のうちに進む負担の分有のなかで時を過ごし解決を待つ「棚上げ主義」 それにしてもこれほど盲点だらけの社会って何なんだろう2021/07/06

せんじょ

3
コラム集のような形で社会が抱える問題や見逃しかねない点を様々な題材で示し問題提起を促してくれた。ただし、それぞれの問題に対する論評はあるものの著者自身が考える対策案などが伝わって来なかった点は残念。また、最近の社会本によく見られる傾向だが外来語をカタカナだけで表現するのは文章の意味が伝わらなくなるので避けてほしい。2021/06/27

hiroshi

2
開沼氏は目線が優しい。様々な論争や、社会的問題は、二項対立や二者択一ではない、という姿勢に貫かれてる。しかしながら、この一冊は「盲点」というタイトルに表れているのか、何を明らかにしようとしてるかが、わかりにくい。研究者の誠意として、社会学の古典や大家を引き合いに出されるけど、そこに辿り着こうという気持ちにも至らなかった。2021/09/24

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