出版社内容情報
ノーベル平和賞を受賞した国連世界食糧計画によると、新型コロナウイルス感染症拡大の
影響もあり、極度の食料不安を抱える人は2億7000万人に上ると推計されている。この深
刻な食料危機はなぜ発生しているのか。食品ロスの専門家が膨大な情報を分析して解説し、
さらに日本の食料危機の歴史や、食品ロスを防ぐための方法、昆虫食や培養肉に関する取
り組みも語る。
[専門家、識者へのインタビュー](所属はインタビュー当時)
「アフリカの食料事情」白鳥佐紀子氏(国際農林水産業研究センター主任研究員)
「パンデミック前後の世界の食料危機の状況」ンブリ・チャールズ・ボリコ氏(FAO[国連食糧農業機関]駐日連絡事務所長)
「サバクトビバッタの大発生による被害」前野ウルド浩太郎氏(国際農林水産業研究センター研究員、『バッタを倒しにアフリカへ』著者)
「ミツバチの減少」エクベリ聡子氏、ペオ・エクベリ氏(株式会社ワンプラネット・カフェ)
内容説明
ノーベル平和賞を受賞した国連世界食糧計画によると、新型コロナウイルス感染症拡大の影響もあり、極度の食料不安を抱える人は2億7000万人に上ると推計されている。この深刻な食料危機はなぜ発生しているのか。食品ロスの専門家が膨大な情報を分析して解説し、さらに日本の食料危機の歴史や、食品ロスを防ぐための方法、昆虫食や培養肉に関する取り組みも語る。さらにパンデミック前後の世界の食料危機の状況、サバクトビバッタの大発生による被害、ミツバチの減少、アフリカの食料事情について、研究者などにインタビューを行う。
目次
第1章 食料危機の現状(食料危機、飢饉の定義;食料危機の現状 ほか)
第2章 食料危機の原因(分配の不平等;搾取主義の食料システムとヒエラルキー ほか)
第3章 日本の食料危機の歴史(江戸時代の飢饉;米騒動と関東大震災 ほか)
第4章 食料を確保するためには(食品ロス削減;食料安全保障の「利用可能性」 ほか)
第5章 私たちができる100のこと
著者等紹介
井出留美[イデルミ]
食品ロス問題ジャーナリスト。世界的連合Champions12.3メンバー。奈良女子大学食物学科卒、博士(栄養学/女子栄養大学大学院)修士(農学/東京大学大学院農学生命科学研究科)。ライオン(株)、青年海外協力隊フィリピン食品加工隊員、日本ケロッグ広報室長等を歴任。東日本大震災の食料支援で食料廃棄に衝撃を受け、誕生日を冠した(株)office3.11設立。2019年の食品ロス削減推進法成立に協力。第二回食生活ジャーナリスト大賞食文化部門/Yahoo!ニュース個人オーサーアワード2018受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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