PHP新書<br> 源氏将軍断絶―なぜ頼朝の血は三代で途絶えたか

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源氏将軍断絶―なぜ頼朝の血は三代で途絶えたか

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  • サイズ 新書判/ページ数 318p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569848280
  • NDC分類 210.42
  • Cコード C0221

出版社内容情報

●「承久の乱」へと続く、幕府内の壮絶な権力闘争の歴史とは?
●2022年大河ドラマ『鎌倉殿の13人』時代考証者が描く源氏三代「新解釈」

日本史上初の本格的な武家政権である鎌倉幕府では、創設者頼朝の源氏の血統は三代で途絶え、継承されなかった。
 跡継ぎのいなかった三代将軍実朝の暗殺がこの「断絶」を招いたとされるが、その当時、二代将軍頼家の遺児、あるいは他の源氏の血を引く人々も存在した。

 にもかかわらず、なぜ彼らは将軍になれなかったのか。そもそも実朝の暗殺が源氏将軍の断絶を招いたのは、自明の理なのか。
 頼朝による鎌倉幕府の樹立から三代将軍実朝の殺害に至るまで、幕府内の壮絶な権力闘争の歴史を紐解きながら、「源氏将軍断絶」の歴史的な意味を問い直す1冊。

内容説明

日本史上初の本格的な武家政権である鎌倉幕府では、創設者頼朝の源氏の血統は三代で途絶え、継承されなかった。跡継ぎのいなかった三代将軍実朝の暗殺がこの「断絶」を招いたとされるが、その当時、二代将軍頼家の遺児、あるいは他の源氏の血を引く人々も存在した。にもかかわらず、なぜ彼らは将軍になれなかったのか。そもそも実朝の暗殺が源氏将軍の断絶を招いたのは、自明の理なのか。本書では頼朝による鎌倉幕府の樹立から三代将軍実朝の殺害に至るまで、幕府内の壮絶な権力闘争の歴史を紐解きながら、「源氏将軍断絶」の歴史的な意味を問い直す。

目次

第1章 源氏将軍の誕生
第2章 源氏将軍の継承
第3章 源氏将軍の確立
第4章 源氏将軍の試練と成長
第5章 源氏将軍断絶
終章 源氏将軍のその後

著者等紹介

坂井孝一[サカイコウイチ]
1958年、東京都生まれ。東京大学文学部卒業。同大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得。博士(文学)。現在、創価大学文学部教授。専門は日本中世史。平安末期・鎌倉初期の政治史・文化史、室町期の芸能史を主な研究テーマとする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

榊原 香織

79
TV鎌倉殿の13人では次回辺り実朝が危ないので、実にタイムリーな読書。 ドラマ見てる人なら知った名が沢山出てきて興味深いと思う。 トキューサ、て時房(北条)なのネw 文化人、蹴鞠うまかったのホントなんだ。 2022/11/17

パトラッシュ

74
日本人は『吾妻鏡』から鎌倉時代の知ってきたが、その内容は執権北条氏顕彰のため歴史を曲筆していたのを明らかにする。二代将軍頼家は瀕死の重病から復活したため将軍職を追われ、それを隠すため暗君として描かれたと納得できる論証を展開する。また三代実朝は安定した幕政運営を実現し、太宰治が『右大臣実朝』で描いたのとは正反対の名君と見る。しかも親王将軍構想は子のいない実朝のアイデアで、北条氏も同意していたのに将軍職に野心を抱いた公暁の暴発で台無しになったのだと。従来の鎌倉幕府の見方を一変させる、久しぶりに面白い歴史書だ。2021/01/25

p.ntsk

46
頼朝、頼家、実朝という鎌倉幕府3代の源氏将軍について書かれています。鎌倉時代の歴史書『吾妻鏡』をメインに紐解きながら『愚管抄』はじめ他の資料と照らし合わせながら考察を進めています。資料が少ない時代ゆえ出来事について諸説あるのでそこが面白さかもしれません。ただ非常に細かく鎌倉時代ビギナーの自分には難しかったです。歴史好きや鎌倉時代詳しい人ならあの出来事の解釈はどうだろうかと楽しめる内容かもしれません。ちなみに著者は大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の時代考証をされている方です。 2022/02/16

Kiyoshi Utsugi

34
坂井孝一の「源氏将軍断絶 なぜ頼朝の血は三代で途絶えたか」を読了しました。 著者の坂井孝一氏は、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の時代考証を担当された方で、この時代を専門とされている方。 ・源氏将軍の誕生 ・源氏将軍の継承 ・源氏将軍の確立 ・源氏将軍の試練と成長 ・源氏将軍断絶 ・源氏将軍のその後 の六章から構成されています。源氏将軍が確立されたのは、実朝の代からとされています。 ただ、実朝には子供がいなかったため、源氏将軍は実朝で途絶えてしまいます。2023/02/27

内藤銀ねず

29
令和に現れた実朝本。江戸時代(賀茂真淵)、明治(正岡子規)、大正(斎藤茂吉)、戦前(太宰治・小林秀雄)、戦後(吉本隆明・中野孝次)と、文学者たちによってガチガチに固められて平成には全く先に進まなかった実朝像が、とうとう歴史学者の手によって覆されました。孤独で病弱で神がかりで、文学青年の憧れであった実朝。常に戦争イメージがつきまとい、後鳥羽院に忠誠を誓った和歌が戦争に利用されてしまった実朝。いろんな呪縛を解かれ、一から構築し直された実朝の姿を見られたのは幸せでした。実朝は色んな意味で「おもちゃ」でした…。2021/01/01

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