21世紀型大恐慌―「アメリカ型経済システム」が変わるとき

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21世紀型大恐慌―「アメリカ型経済システム」が変わるとき

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  • サイズ 46判/ページ数 219p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784569848273
  • NDC分類 333.6
  • Cコード C0034

出版社内容情報

2021年、「21世紀型大恐慌」が起きるのではないか、震源地は「アメリカ国債」と著者は述べます。

アメリカの株式市場は、史上最高値の水準にあります。パンデミックが広がっても株価は上昇を続けています。この最大の要因は、新型コロナウイルス対策と称して、アメリカ政府が大幅な金融緩和、未曾有の規模の財政出動を行っているからです。

しかし、アメリカ政府はすでに多くの借金を抱えており、2019年10月31日時点で、債務残高は約23兆ドル(約2500兆円)を超えていました。それに、新型コロナウイルス対策のための借入が約3兆ドル上乗せされ、今後もコロナ禍が収まるまで、借入が続くことが予想されます。

だとすると、アメリカ政府の借金はどこまで膨らむのか。1つだけ言えることは、世界第1位の経済大国であっても、無限に借金できるわけではないということです。

投資家の誰かが、「アメリカは危ない」と判断してアメリカ国債を売り始めたら、売りが売りを呼ぶ展開になり、そうなればもう誰にも止められなくなります。

アメリカの国債が暴落すれば、通貨ドルの信用も揺らぎ、ドル安が進みます。それは当然、史上最高値の株価に悪影響を与え、国債、通貨、株式のトリプル大暴落になることは容易に予想できることです。それが目前に迫っているのです。

著者は未来学者でも、占い師でもありません。上記の予測は、ゴールドマン・サックス出身の金融のプロとしての、40年以上に亘るビジネス経験と歴史からの学び、現状の事実、数値などのクロスセクショナルな分析によるものです。本文に詳しく記しています。ぜひじっくりお読みください。

内容説明

日本発、田園からの産業革命で新次元の社会へ!ゴールドマン・サックス出身の金融のプロが、米国経済の崩壊を断言。

目次

1章 アメリカ発「21世紀型大恐慌」が起きる(「21世紀型大恐慌」への経路;アメリカはどこで道を間違えたのか?;アメリカは「21世紀型大恐慌」後どうすべきか?)
2章 アメリカ型・石油経済の限界、太陽経済の勃興(電力がどこでも安く手に入る分散型社会へ;「自電車」が革命を起こす低炭素な未来)
3章 日本発・田園からの産業革命(田園からの産業革命とは何か;令和の「国土の均衡ある発展」へ;日本の田園を輝かせるプロジェクト)
終章 「21世紀型大恐慌」を突破する新・金融革命(世界一の債権国の資金をいかせ;令和の「新・日本株式会社」へ)

著者等紹介

山〓養世[ヤマザキヤスヨ]
1958年、福岡県出身。東京大学経済学部卒業。カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)で経営学修士号(MBA)を取得。大和証券に入社し、国際金融や商品開発を担当。日本初の証券化商品に投資する信託商品「ジャンボ・アルファ」(1990年度、日経金融新聞最優秀商品賞受賞)の開発や、PIMCO社との提携で同社の国際展開の支援などに携わる。1994年にゴールドマン・サックスに入社し、日米金融協議に米側民間代表として参画。グローバル投資の導入などを提唱して、「金融ビッグバン」と呼ばれた歴史的な合意に貢献した。同社の資産運用ビジネスを立ち上げ、投信・アセットマネジメントの日本代表、及び米国本社共同経営者(パートナー)としてグローバル資産運用でトップの実績をあげ、日経金融新聞のグローバル運用部門のランキングで連続1位の評価を得た。運用資産は3兆円に上った。2003年と2004年に、「高速道路無料化」、「郵政資金の中小企業への活用」、「田園からの産業革命」を提案。2009年、総務省顧問に就任し、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)のガバナンス体制と運用の抜本的な改革を提言。2009年、一般社団法人太陽経済の会を創設し、代表理事に就任。再生エネルギーによって持続可能な世界を目指す「太陽経済」を提唱。2012年、くにうみアセットマネジメント株式会社を創業し、代表取締役に就任。岡山県瀬戸内市で当時日本最大級の太陽光発電所「瀬戸内Kirei太陽光発電所」を開発し、2018年に商業運転を始めた。現在、くにうみアセットマネジメント代表取締役。くにうみAI証券代表取締役社長。一般社団法人「太陽経済の会」代表理事。成長戦略総合研究所理事長。観光庁「観光地域づくり法人(DMO)」アドバイザー。AXION VENTURES INC.Executive Chairman。山海投資有限公司薫事長。緑創基金管理有限公司副薫事長。EHL Advisory Services 日本ナレッジパートナー日本代表。投資信託協会元理事、日本ファイナンス学会元理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

TAKA0726

8
米国国債の暴落から始まる21世紀型大恐慌は、石油から太陽経済へのエネルギー革命を引き起こしさらに交通革命をもたらす。日本は高速道路無料化とインターチェンジの道の町に本格的な田園からの産業革命が起きる。都市から田園に3千万人が移動したあとは高速道路を地下に造り、空いた空間で付加価値の高い都市開発を行うためにお金の面の革命が必要。日本は世界最大の債権国でありながら最大の国民資金を活用せず、国民は老後の資金不足を心配し経済が低迷。田園から産業革命を実現する最大のポイントは公的年金160兆円の投資戦略を変更せよ‼2021/02/09

kodanuki

0
タイトルと内容が合っていない。結局循環型経済の可能性について論じている導入として米国大恐慌から入っているわけだが、米国大恐慌と循環型経済は相互に排他的なものではない。やや安易な内容。2021/07/18

Go Extreme

0
国家・企業・個人も借金漬け 税収激減→財政赤字拡大 クラウディングアウト 空売りで儲ける人たち 国債・通貨・株式のトリプル安 個人を借金漬け←格差社会 アメリカ経済の構造転換と再生 軍事優先→戦争に巻き込まれないい 持続不可能経済の限界 電力・分散型シンステム→超安価 太陽経済→交通革命 競争・独占→平等・相互扶助 テジタル化・ネットワーク化→地方分散 成長産業:農林水産業+4k=健康・観光・環境・教育 移動コストゼロ社会 アジアに向けた令和開国 公的年金160兆円の投資戦略 バブリック・コーポレーション2020/12/12

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