出版社内容情報
有名な学者が「未来の世界のかたち」と呼ぶほどに、日本でも推進機運が盛り上がってきたSDGs。そこで達成しようとする項目を見ると、確かになおざりにはできないことが並んでいる。今後、それらを解決できるように動いてゆかないと、人間社会は持続不可能になるという触れ込みで、国連は加盟国に強い推進を迫っている。
しかし、それは本当なのだろうか? 持続不可能になったら、いかなる事態が起きるのか?
人間にとってSDGsの推進は本当に不可避なのか?
かつて世界的に大きな目標となり、いつの間にか消えていった「CO2削減問題」の際に、その中心にいた著者は、SDGsの出現に鮮明な既視感を持った。
本書は、SDGsに対して抱いた著者の疑念を掘り下げ、その正体と真の目的を暴いた一冊である。多くの企業が騙され、損失を抱えさせられた「CO2削減問題」の轍を踏まぬよう、SDGsとの距離の取り方も考察する。
対話形式で書かれ、やさしく理解できる工夫もほどこされている。
内容説明
深く考えずにSDGsに取り組む企業がバカを見るのはなぜか?SDGsにはウラがある。その正体を暴き、賢い取り組み方を指南する!1冊丸ごと会話体で読みやすい!
目次
序章 ナイーブでSDGsに向いていない日本人
第1章 空回りする日本のSDGs
第2章 SDGs17のゴールと日本の現状
第3章 SDGsに夢を持つな
第4章 SDGsを味方につける方法
第5章 アタマの悪い企業はSDGsに手を出すな
著者等紹介
村井哲之[ムライテツユキ]
広島大学政治経済学部経済学科卒。法政大学大学院環境マネジメント研究科修士課程中退。リクルート、第二電電(現・KDDI)、環境経営戦略総研(現・株式会社アイ・グリッド・ソリューションズ)代表取締役社長、事業構想大学院大学「電力自由化・地域エネルギー事業」研究員を経て、現在、株式会社エネルギーマネジメント総合研究所、及び、株式会社村井流通経営研究所代表取締役。一般社団法人SDGsビジネス総合研究所理事長。食品スーパー、及び、食品メーカーの電気の仕入れ価格の最適化コンサルティングと、食品スーパーの日々の集客力を固有の「資産」と位置づけ、最大限活性化させる業務改善後収益最大化サービスで30社以上の食品スーパーで日々新たな収益機会を創り出している。食品ロスの削減を目的に一般社団法人ジャパン・フードバンク・リンクを立ち上げ、流通小売業の廃棄コスト削減に先進、かつ、積極的に貢献している。受賞歴:2007年EYアントレプレナー・オブ・ザ・イヤー・ジャパンファイナリスト受賞、2008年金書奨受賞(台湾の経済産業省が選ぶビジネス書No.1)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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chimako
レモン
けんちゃなよ
Tomomi Yazaki
とみた