日本史で読み解く日本人

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 46判/ページ数 219p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784569845722
  • NDC分類 210.04
  • Cコード C0021

出版社内容情報

日本人はなぜ和を重んじるのか。なぜ「水に流す」と言うのか。外国人とはまったく異なる日本人の特徴や行動原理を歴史から見出す。

内容説明

なぜ、日本人は独断専行のリーダーを嫌うのか?外国とは異なる日本固有の行動原理が明らかに!

目次

第1章 なぜ、日本人は何事も話し合いで決めるのか―「憲法十七条」から読み解く独特の行動原理
第2章 なぜ、日本人は「和」を乱すのを嫌がるのか―怨霊信仰は日本人の固有思想
第3章 なぜ、日本人は独断専行のリーダーを嫌うのか―乱世・平時におけるリーダーシップと意志決定
第4章 なぜ、日本人はアメリカ型M&Aを避けるのか―戦国時代も今も変わらない日本人の理想
第5章 なぜ、日本人は「汚れ」と「ケガレ」を分けるのか―外国人には理解しがたい日本人の宗教観
第6章 なぜ、日本人は過ちや恨みを「水に流す」のか―「山紫水明の国」で培われた文化と感性
第7章 なぜ、日本人は憲法を改正できないのか―言霊、ケガレ、怨霊信仰の弊害

著者等紹介

井沢元彦[イザワモトヒコ]
作家。1954年、愛知県名古屋市生まれ。早稲田大学法学部卒業。TBS報道局(政治部)の記者時代に、『猿丸幻視行』で第26回江戸川乱歩賞を受賞。退社後、執筆活動に専念する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

とん大西

99
井沢さんの既刊の歴史エッセイのおさらいのような感じでした。が、ぶれない歴史認識と頃合いのいいゴーマンさが妙に『なるほどねぇ』などと思わせてくれちゃいます。日本人は【怨霊】に支配されているというオドロオドロシイ考え方もその由来を紐解いていくと大いに納得です。すべては言霊、コトダマということか。…で、全然関係ないのですが、本作ってまだ誰もレビューがない…(苦笑)2019/12/24

読書国の仮住まい

4
なぜ日本人は何事も話し合いで決めるのか→国譲り神話で分かる固有思想。 なぜ日本人は和を乱すのを嫌がるのか→恨みを残して死ぬと怨霊になるという信仰。 なぜ日本人は独断専行型のリーダーを嫌うのか→話し合い絶対主義に反する。 なぜ日本人はアメリカ形M&Aを避けるのか→和を保つための穏やかな話し合いを好む。 なぜ日本人は汚れとケガレを分けるのか→違いが分からない作られた差別 なぜ日本人は過ちや恨みを水に流すのか→綺麗で豊富な山紫水明の国。 なぜ日本人は憲法を改正できないのか→嫌なことを想像、口にできない言霊信仰2021/05/20

3
現在の日本の成り立ち、どういった理由から日本文化が形成されていったのか学べた。イザナギ、イザナミから始まって天皇が誕生し政権を担当する。しかし自らの手を穢らしたくないので、しだいに国の統治は皇族の手から離れていった。穢を落とすために禊をするというのは遥か昔から行われていた事も知れた。嫌なことがあれば水に流すという文化も日本ならではというとこも知れた。2022/01/18

すうさん

2
「言霊」や「怨霊」「穢れ」などの日本人の根っこに脈々とながれている思想や習慣などを解説しているが、彼の他の本でも繰り返し主張してきたもので目新しいものはない。確かに過去だけでなく現代の日本人にもあてはまるところが多く、井沢の本を初めて読んだ人には目からウロコだろう。(私もかつてはそうでした)大切なことは歴史を通じて学び未来に生かすことだが、残念ながら歴史は繰り返し同じ轍を踏むことが多い。新しく日本を変化するためにはきちんと歴史教育を進めないといけないと巻末で主張を繰り返す。だから憲法改正はできないと思った2021/10/26

NOK

2
聖徳太子から連綿と続く、日本人の話し合い精神が大変わかりやすかった。これが国民性というやつか。2021/07/04

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/14682752
  • ご注意事項