現代の考察―ただ独りで生きる

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  • サイズ A5判/ページ数 813p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784569845302
  • NDC分類 104
  • Cコード C0095

出版社内容情報

「現代の本質とは何か」を問う6回分の講演会の内容を、質疑応答を含めてすべて再現。832頁にも及ぶ圧巻の書。

目次

第1章 武士道と現代
第2章 毒を食らえ
第3章 民主主義とは何か
第4章 芸術の意味
第5章 仕事と人生
第6章 死生観と人生

著者等紹介

執行草舟[シギョウソウシュウ]
昭和25年東京都生まれ。立教大学法学部卒業。実業家、著述家、歌人。独自の生命論に基づく事業を展開。戸嶋靖昌記念館館長。執行草舟コレクションを主宰。蒐集する美術品には、安田靫彦、白隠、東郷平八郎、南天棒、山口長男、平野遼等がある。洋画家戸嶋靖昌とは深い親交を結び、画伯亡き後、全作品を譲り受け、記念館を設立。その画業を保存、顕彰し、千代田区麹町の展示フロアで公開している。日本菌学会終身会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

吟遊

13
執行草舟氏のこれまでの思索が凝縮した本だと感じる。それは気宇壮大な人生論であり、その背景として文明論と宇宙論を説き、その三つが渾然一体となってもはや不可分である思想を形作っている。 全六章に分かれている。これは本書が講演の記録として起こされたためで、全六回の講演(討論会)に対応している。各章は、書き下ろしの「序文」「講演」「質疑応答」の三部構成になっている。 とてもよかった。2019/12/25

koheinet608

9
この本は、洒落たカフェでお茶を飲みながら、1ページ、1ページ読み進むめていくような本ではなく、明日どうなるかわからないような状態の時に、路上で打ちひしがれて読むような本です。一方的に著者の独特な思想と教養が語られます。気合いを入れて読まないと、付いていけない圧倒差を感じます。読み手を選びますが、4千円を遥かに越えるような満足感と、そして今の状況を生きる覚悟みたいなものを会得することが出来ます。2020/06/03

koheinet608

9
やたらレビュー評価が高い著者の本です。 この本は、家近くのカフェで、お茶を飲みながら、ゆったりと読む本ではなく、仕事でボロボロになったり、何か不幸に見舞われたり、一日一日生きるのが勝負の時に、ふとコンビニのイートインコーナーで、取り出す本だと思います。かなり分厚いですが、内容は、講演をベースにしていて読みやすいです。 武士道云々には、言及しませんが、自身の生き方を、見つめ直す上で、著者の視座は非常に参考になると思いました。ただ、生き方という言葉が、現代では死語になっていますが。2020/03/14

ももたろう

5
大切な何かのために自分の命を捧げる覚悟のあった先人のおかげで、数々の危機を乗り越え、今の日本はある。しかし、その覚悟のある人間は自分を含め、もうほとんどいない。戦争に負けた代償はあまりにも大きかった。GHQにより日本の歴史教育は歪められ、一番大切な部分が失われた。日本は衰退し続けている。平和な日々はもう長くない。2022/09/08

無能なガラス屋

4
「自分で言うのもおかしいですが、私は一頭地を抜く読書家です。その分、理屈もすごく多い人間です。しかし、結局は理屈ではないのです。理屈というものは実は喋っても駄目なのです。理屈そのものが他者に伝わったことはほとんどありません。理屈を喋っているにしても、そのときの私の存在の中に詩を感じられたかどうかが重要なのです。すべてが、それにかかっている。私の中に詩を感じてくれたら、その人は書いてあることなんか全部忘れてくれていいのです。私の思想は、その人の中で復活します。」2023/02/22

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