出版社内容情報
世間からはじき出されないことを願う理論派・伊集院光と、最初から世間からはみ出している理論超越派・養老孟司。博覧強記でゲーム好きという共通点がある二人が、世間との折り合いのつけ方を探ります。
見た目が大きくて、子どものころから同級生との違いをひしひしと感じ、「世間からはじきだされることがこわかった」という伊集院さんは、不登校になった理由や落語の道に進んだわけを明かしつつ、「人間はそもそも群れの中で生きる動物。『他人に優しくなるほうが得』ということになるんじゃないかな」と語ります。
一方「自分ははじめから世間から外れていた」と語る養老さんは、「都市においては、意識で扱えないものは排除されます」という都市論・世間論を展開。さらに、たまには世間から外れて世の中をながめてもいいんじゃないか、と世間から抜け出す方法を提案します。
抱腹絶倒のトークから、世間とズレながら生きていくヒントが得られる一冊です
内容説明
世間と折り合いをつけるためのヒント。科学の理論を信じていない解剖学者と、理屈っぽいお笑いタレントが「世間」を語る。
目次
第1章 僕らは世間からズレている
第2章 僕がなんで不登校になったのかというと。
第3章 世間って、そもそも何でしょう
第4章 たまに世間から抜け出す方法
第5章 先生のその発想は、どこから来ているんですか?
第6章 「シーラカンス」がいることは、希望ですね
著者等紹介
養老孟司[ヨウロウタケシ]
1937年、鎌倉市生まれ。東京大学医学部卒業後、解剖学教室に入る。95年、東京大学医学部教授を退官し、同大学名誉教授に。89年、『からだの見方』(筑摩書房)でサントリー学芸賞を受賞。著書多数
伊集院光[イジュウインヒカル]
1967年東京都生まれ。足立新田高校中退後、三遊亭楽太郎(現・6代目円楽)に入門し三遊亭楽大として活動。その一方、伊集院光の芸名でラジオ番組に出演し人気を博す。90年に落語家を廃業。豊富な知識を活かしてクイズ番組などの出演も多い。映画やドラマにも多数出演(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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