出版社内容情報
米沢藩の第9代藩主で、領地返上寸前の米沢藩再生のきっかけをつくり、「江戸時代屈指の名君」として知られる上杉鷹山。その鷹山公が、米沢に初めてお国入りをして今年(2019年)で250年を迎えます。
本書は、単行本として出版される以前、約1年にわたって連載された「山形新聞」掲載時の『小説 上杉鷹山』と、ビジネス書としてベストセラーになった『上杉鷹山の経営学』に加え、著者最新の上杉鷹山論、そして600冊近くにわたる童門冬二著作リストを収録。「上杉鷹山・総まとめ」となる一冊です。
名藩主はどのようにして、人の心を蘇らせたのか?――愛民の思想にもとづく、やさしさと思いやりに満ちた地域づくりに目標をおいていた鷹山の改革は、SDGs(国連サミットが全会一致で採択した持続可能な開発目標)の先駆けとなるものであるという研究者もおり、世界標準の中での地域づくりという視点からも、再び熱く注目されています。
内容説明
経済破綻した米沢藩を立て直した名藩主の事績。ベストセラーとなった『小説 上杉鷹山』『上杉鷹山の経営学』の2作品に加え、著者最新の「上杉鷹山論」を収録!
目次
第1部 小説 上杉鷹山
第2部 上杉鷹山の経営学
第3部 再考・上杉鷹山
著者等紹介
童門冬二[ドウモンフユジ]
昭和2(1927)年、東京生まれ。東海大学付属旧制中学校在学中、予科練(海軍少年飛行兵)に入隊。昭和20年(1945)8月、特攻隊員として三沢基地で敗戦を迎える。昭和22年(1947)、目黒区役所に就職し、約12年間を税務課で勤務。その後、目黒区役所国民健康保険課企画係長、庶務係長を務めた後、昭和35年(1960)、東京都立大学(現・首都大学東京)事務長を経て、昭和39年(1964)、広報室副主幹(課長)として本庁に勤務。昭和42年(1967)の美濃部亮吉東京都知事誕生以降、広報室長、企画調整局長、政策室長など要職を歴任。昭和54年(1979)、美濃部知事の退任とともに都庁を去り、作家活動に専念する。昭和33年(1958)、生田直近と文芸2人誌『さ・え・ら』を創刊するなど、目黒区役所勤務時代から小説を執筆し、数々の文芸誌小説賞に佳作入選。昭和35年(1960)、「暗い川が手を叩く」で第43回芥川賞候補。平成11年(1999)、勲三等瑞宝章受章。平成15年(2003)、上杉鷹山の師・細井平洲を顕彰・研究する愛知県東海市立平洲記念館の名誉館長に就任。平成27年(2015)、美しい日本人の心の情報発信施設として、東海市芸術劇場2階に「[細井平洲・童門冬二記念]嚶鳴広場」がオープン、同広場の顧問に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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