PHP新書<br> 太平洋戦争の新常識

個数:
電子版価格
¥850
  • 電書あり

PHP新書
太平洋戦争の新常識

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年04月18日 10時47分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 新書判/ページ数 206p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569842967
  • NDC分類 210.75
  • Cコード C0221

内容説明

あの戦争はいったい何だったのか―。昭和、平成を経て、令和を迎えた日本。時代の節目とともに歴史に関する記憶が薄れてしまい、先の戦争について「日本が愚かな戦いを行なった」という認識しか残らないとすれば、大きな不幸である。三国同盟、日米開戦、ミッドウェー海戦、キスカ島撤退、終戦の聖断、占守島の戦い、東京裁判…。新時代のいまこそ思い込みや通説の誤りを排して歴史を振り返り、「太平洋戦争の新常識」を探るべきではないか。豪華執筆者による選び抜かれた論考を掲載。日本の近現代史に新たな視座を提供する。

目次

日米両国は五十年間、戦端を開かなかった(中西輝政)
情報を精査したうえで、開戦は決定された(牧野邦昭)
三国同盟は「ある時点」まで日米交渉を有利に導いた(井上寿一)
日中戦争が日米戦争の原因ではなかった(渡辺惣樹)
戦艦大和は「時代遅れ」でも「無用の長物」でもない(戸高一成)
ここで戦艦大和を投入すれば戦局は違った(平間洋一)
零戦の性能は「設計の妙」がもたらした(戸高一成)
ミッドウェー海戦時、日本の戦力は優位にあったのか(森史朗)
「キスカ島撤退の奇跡」を導いたものは何か(早坂隆)
「ヤルタ密約」をつかんだ日本の軍人がいた(岡部伸)
「終戦後」に始まった占守島と樺太の戦いとは何だったのか
「終戦の聖断」が八月十四日に下された実相
東京裁判で重光葵がA級戦犯にされた理由
国を想い、凜として散ったBC級戦犯たちの戦い
フランス代表理事は東京裁判で「反対」判決を出した

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

CTC

10
本年7月のPHP新書新刊。同社刊行の月刊誌『歴史街道』掲載のテキストを纏めたもの。同編集部編。15章夫々の著者は…学習院学長からよく判らんテレビ屋まで幅広く、内容も玉石混淆というべきだろう。プロスペクト理論という行動経済学のモデルで太平洋戦争前の“ジリ貧”と“ドカ貧”を考察する話が最も新鮮だったかな。ジリ貧は確実に貧しくなるが、ドカ貧はそれを免れる可能性もある。貧しさの度合いはジリの方がかなりマシとしても、大抵ドカが選ばれる(実験では92%)、ある意味必然。なんてね、書いてるのは若い経済学者、中々面白い。2019/09/26

かずくん

5
今年も8月15日を迎えてちょっと一般的見解と違った本を読む。たしかに太平洋戦争終了の条約に署名した重光葵氏が戦争犯罪人というのはおかしいし、太平洋戦争やむなしと多くの人が思った背景もあろう。歴史は勝者の説明なのだろうか?2019/08/22

ワンモアニードユー

5
短い文章を集めたものなので、読みやすいのは読みやすいですし、アンリ・ベルナールや木村昌福、樋口季一郎に焦点をあてた掌編があったのは興味深く読めましたし、さすが歴史街道と思いました。2019/07/17

くらーく

2
結果が変わる訳では無いけどね。一応、日本は戦後に戦争調査および史実調査をしているし。 本書で挙げられている事例も、常識になると良いけどね。団塊世代が鬼籍に入って、批判するだけのマスコミが無くなったらと思うけど、その頃には戦前になっているかもなあ。 失敗から学ぶのも大切だけど、成功(素晴らしい人格)からも学んで欲しいよね。人を落として自分を高めるのではなく、高い人を目指して自分を高めるような、そんな人間になりたいわな。そんな参考にしたい軍人が多々いますわ、本書には。2024/01/06

めっかち

2
 「太平洋戦争」に関して、あまり知られていなかった事実を各界隈の専門家が書く。歴史街道のオムニバスなので、とても読みやすい。「日本がアジアを侵略して迷惑をかけた」という一方的な歴史観から脱却し、より広い視点であの戦争を見ることができるようになる。いろんな人に読んでほしい一冊。2020/07/05

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/13684722
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。