姫君の賦―千姫流流

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姫君の賦―千姫流流

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  • サイズ B6判/ページ数 410p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784569841793
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

「千姫」の人生は、大坂城落城から始まった――
豊臣秀頼、本多忠刻との哀しき別れ、そして将軍・徳川家光の姉として……時代に翻弄され、いわれなき悪名を浴びながらも凛として生きた千姫の生涯を描く。
徳川家康の孫娘であり、2代将軍・秀忠の娘、千姫。天下の泰平のため、幼くして豊臣秀頼のもとへ嫁いだ千姫だったが、徳川、豊臣両家の争いを止めることはできなかった。そして大坂城落城。その後も、千姫の波乱に満ちた人生は続いていく。「夫である秀頼を見捨てた」「坂崎出羽守を嫌い、一目惚れした若侍を選んだ」など、いわれなき悪名がついてまわるも、再嫁した本多忠刻の愛に包まれて穏やかな日々が訪れたかに思えた。しかし――。
愛と哀しみに満ちた波乱万丈の人生を描き切った、著者渾身の傑作歴史小説。

玉岡 かおる[タマオカ カオル]
著・文・その他

内容説明

徳川家康の孫娘であり、2代将軍・秀忠の娘、千姫。天下の泰平のため、幼くして豊臣秀頼のもとへ嫁いだ千姫だったが、徳川、豊臣両家の争いを止めることはできなかった。そして大坂城落城。その後も、千姫の波乱に満ちた人生は続いていく。「夫である秀頼を見捨てた」「坂崎出羽守を嫌い、一目惚れした若侍を選んだ」など、いわれなき悪名がついてまわるも、再嫁した本多忠刻の愛に包まれて穏やかな日々が訪れたかに思えたが―。時代に翻弄され、いわれなき悪名を浴びながらも凛として生きた千姫の生涯を描く。

著者等紹介

玉岡かおる[タマオカカオル]
1956年、兵庫県生まれ。神戸女学院大学卒業。87年、神戸文学賞受賞作の『夢食い魚のブルー・グッドバイ』(新潮社)で文壇デビュー。2008年、『お家さん』(新潮社)で第25回織田作之助賞を受賞。執筆のかたわら、テレビやラジオにもコメンテーター、パーソナリティーとして出演中。大阪芸術大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mariya926

119
徳川の姫であり、豊臣家に嫁いだ千姫の物語。戦後最後の姫であり、姫として生きる事が当たり前の人生。しかし愛する人と出会い、満ち足りた生活を営んだかと思えば、波乱万丈な人生。そして影のように生きるおちょぼ。まだまだ知らない時代小説の世界を垣間見れました。秀吉が朝鮮との戦争イスパニアに対して軍事を見せつける為、イスパニアの植民地から守る為であったのは初めて知りました。女性の幸せは男によって決まるような時代の中で、懸命に生きた女性たちに出会えました。図書館にあったので借りてきた本でした。2022/08/27

ゆみねこ

70
豊臣と徳川の間で悲劇のヒロインというイメージだった千姫。大阪夏の陣の戦火から逃れ、再嫁した姫路で幸せな時を過ごせていたことを初めての知りました。東慶寺との関わりも興味深く充実した読書ができました。まさに戦国最後の姫でした。2019/02/17

真理そら

54
本多忠刻と共に過ごした姫路時代を中心に描かれているので千姫が可愛く優しい女人に見える。作者は姫路の近くの人なので思い入れがあるんだろうなあと思いつゝ読み終えた。東慶寺が登場するのも興味深かった。2020/06/06

宇宙猫

19
★★★★ 千姫の嫁入りからのようすを お付きのちょぼの視点で描く。流されるまま人形のように生きる姫が、苦難や愛と出会い強くなっていく千の話であり、後ろで千の幸せを必死に支える女たちの話でもある。男子を育て上げないと立場がない女性たちの姿が切ない。2019/06/19

おーね

10
千姫の生涯をはじめて知りました。姫であるということも大変だなと思いました。2019/02/28

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