出版社内容情報
超辛口コメントでテレビでも人気の著者が教える俳句の超入門書! センス不要で、幼稚園児からシニアまで俳句が作れるようになる一冊。
夏井 いつき[ナツイ イツキ]
著・文・その他
内容説明
センス0でも、作れます!小学生からシニアまで、どんな人でもすぐに一句!
目次
1時間目 自分の俳号を考えよう
2時間目 俳句には二つの技がある
3時間目 「尻から俳句」で俳句デビュー
4時間目 「十二音日記」を書いてみよう
5時間目 完成した句をチェックしよう
6時間目 「切れ字」を使ってみよう
7時間目 季語を観察してみよう
8時間目 「一物仕立て」を仕分けしよう
最後の授業 句会に出てみよう
巻末付録
著者等紹介
夏井いつき[ナツイイツキ]
1957年、愛媛県生まれ。8年間の中学校国語教諭経験を経て俳人に転身。俳句集団「いつき組」組長。創作執筆に加え、句会ライブなど「俳句のタネまき」活動を積極的に行なう。また、全国高等学校俳句選手権大会「俳句甲子園」の創設に関わる。「プレバト!!」(MBS/TBS系)をはじめ、テレビ・ラジオ・雑誌・新聞・webなどの各メディアで活躍。2015年から俳都松山大使を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
seacalf
81
俳句についてまったくのド素人なので目から鱗で面白い。基礎の基礎からとてもテンポ良く俳句のいろはを勉強できる。「一物仕立て」と「取り合わせ」、初心者は下五から作る、切れ字は初心者の心強い味方、季語が心情を代弁するから俳句のタネには感情を入れない等々、順を追って展開していくので自分でも作れそうな気がしてくるから不思議。生半可な興味で読んだのに、近くに句会はないかしらと探したくなるくらい。四季の移ろいを敏感に感じ、日々の生活を潤いを与えてくれそう。俳句ポストも気になるし、まずは自分好みの歳時記を見つけてみよう。2021/08/08
カーミン
47
『プレバト!!』で夏井先生を知り、手に取った本。「俳句なんて年寄り臭い!」って思っていたけれど、読むうちにわずか17文字の詩歌の素晴らしさに惹き込まれて行く。まず最初に自分の俳号を考えるという点で目から鱗が落ちた。俳号なんて上手くなってから考えれば良いと思っていたからだ。この本の通りに作れば、上手下手は置いておいて、とりあえずの「俳句もどき」はできそう。何度も繰り返し読んでお手本にしたい。2021/07/04
モトラッド
37
★★★☆俳句の本は、井上弘美先生の物を2回読みしている。テレビ『プレバト』で楽しく拝見している、夏井いつき先生の本に興味を覚え、読んでみた。とても分かり易く参考になった(これは初心者向けなのかも。夏井先生は、他にも10冊出されているとのこと)。また、良心的なことに、最後のほうで、「少しだけレベルの高い「取り合わせ」の型が、いくつか載っている…」と、別の出版社の『新版 20週俳句入門』紹介をされている。2021/08/29
えっくん
34
★★★★☆俳句は紙とペンと俳号…そして本書があれば始められるそうで、タイトルどおり基礎を掴むには最適な本です。プレバト夏井先生と俳句初心者の編集者との対談形式で解説されていることも分かり易いです。俳句には季語のことだけ書かれた「一物仕立て」と季語以外の要素も含む「取り合わせ」の型があること。初心者は取り合わせの型を中心に、下五⇒中七⇒上五の順に作成してゆくと良いそうです。季語には心情を含んでいるため俳句には感情を入れる必要がないということでした。季語を入れ替えるだけでがらっとイメージが変わるのも驚きです。2021/08/25
カーミン
33
前回読了してから半年。藤田湘子氏の本2冊も2回ずつ読んだことだしともう一度再読。当然のことながら、初回読んだときよりもよくわかる!でも、藤田氏の著を読んだ後ではちと物足りない。良い気分転換にはなったけれど。2022/01/25