出版社内容情報
2018年1月、めでたく100歳に! 心にひびく言葉、生き方、食生活、夢……一人暮らし高齢者の素敵な知恵と工夫を集大成しました。
吉沢久子[ヨシザワヒサコ]
著・文・その他
内容説明
ひとり暮らしの「自由」は、夫からの最後の贈りもの。日々の感動、人づきあい、食生活、健康。著者が実践する、楽しくよりよく生きるヒント。
目次
第1章 おつきあいが人生を豊かにする
第2章 すてきに生きる
第3章 食べるを楽しむ
第4章 暮らしに潤いを
第5章 自然に健やかに
第6章 楽しく老いる
著者等紹介
吉沢久子[ヨシザワヒサコ]
1918年、東京生まれ。文化学院卒業。家事評論家、エッセイスト。女性が外で働くことが珍しかった時代に15歳から仕事を始め、事務員、速記者、秘書などを経て、文芸評論家の古谷綱武氏と結婚。30代以降は、家事評論家としてラジオ・テレビに出演。執筆活動や、講演などでも活躍。姑、夫と死別したのち、66歳からひとり暮らしを続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
パフちゃん@かのん変更
57
姑や夫を見送った66歳から一人暮らし。自由気ままに日々を楽しんで生きる。とにかく「くよくよしない」。アンチエイジングなんて考えたこともない。白髪を染めようとも思わないし、年を取ることが悪いとも思わない。下り坂の風景もいいものだ。良い人生だったと思えればそれでいい。そして一番大切なのは「人生を切り開いていく力」。そうよね。何があったって愚痴を言っていたって仕方ないし、できることはする。できないことはしない。「くよくよしない」2018/11/08
YUKA
3
本当の幸福、とか、幸せになるために!、とか、そんな話は巷に溢れているけれど、「何がわかるんだか」と思ってしまう私。 だけど100歳の人の言葉は、やはり経験から出た言葉だから力があるし、ひとつの真実だと思う。重みがある。 祖母が大好きな私。この本からも学ぶべきことが多かった。 お別れの日がくる事実を意識しお互いにそれを言葉にして話すこと、 ゆっくりと景色を見ながら人生の下り坂を下る素晴らしさ。美しいものを見逃さないこと。 歳上の人の言葉に謙虚に耳を傾け、大切なことを見逃さずに生きたい。 2023/02/10
YUKA
2
以前に読んだことを忘れて再読。 再読でも素晴らしい一冊だった。 以前読んで感銘を受けた部分にマーカーを入れていたが、今回はまた違う部分(世界へのアンテナを張り続ける、とか、忙しいを言い訳にしない、とか)に感銘を受けた。 長く生きている方から学ぶことは本当にたくさんある。 噂には入らない、居心地よく生きる。 そうして素敵な歳の取り方をしていきたい。 2023/11/22
アニータ
1
以前も別の本で読みましたが、「下り坂の風景もいいもの」には勇気づけられます。もっとも、そんな風に割り切って考えられないこともありますが。2021/05/13
ウィラ・ジョー
1
幸せに生きるために著者が実践していることの数々は至ってシンプルで普遍的でありながら、日常を忙しく送っているとつい忘れてしまいがちなことばかり。日々を丁寧に生きることの大切さに気付いた。2020/01/05