出版社内容情報
ベストセラー『置かれた場所で咲きなさい』著者の遺稿集。日々の悩みにどう向き合い、どう生きるか。理不尽な思いを前向きに変える書。
渡辺和子[ワタナベカズコ]
著・文・その他
内容説明
つらい時、生き方に迷う時、気持ちが前向きになる言葉。遺品から見つかった原稿と「最期の日々」の奇跡を収録。
目次
私を支えてくれたみことば―まえがきにかえて
第1章 苦しみをわがものに
第2章 そのままで愛されている
第3章 心に潤いを
第4章 時間の使い方
第5章 美しさとは何か
大叔母・渡辺和子の最期の日々―あとがきにかえて(森山ゆり)
著者等紹介
渡辺和子[ワタナベカズコ]
1927年2月、教育総監・渡邉錠太郎の次女として生まれる。51年、聖心女子大学を経て、54年、上智大学大学院修士課程修了。56年、ノートルダム修道女会に入り、アメリカに派遣されてボストン・カレッジ大学院にて博士号(教育哲学)取得。ノートルダム清心女子大学(岡山)教授を経て、同大学学長、ノートルダム清心学園理事長を務める。また、その間9年ほど、日本カトリック学校連合会理事長も務める。1974年、岡山県文化賞(学術部門)、79年、山陽新聞賞(教育功労)、岡山県社会福祉協議会より済世賞、86年ソロプチミスト日本財団より千嘉代子賞、89年、三木記念賞受賞。2016年、春の叙勲で旭日中綬章を受章。2016年12月30日逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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いつでも母さん
165
亡くなられた渡辺和子先生の未収の言葉を編んだ本。幾つもの言葉が心に響く。信仰に生きた方の言葉は柔らかく真っ直ぐ響く。けれども、そうですか?と問いたい思いもある。『頭ではわかっていても、心がついていかないくるしみがある。』これは愛と怒りでの言葉だ。辛くて苦しい時ただ忙しく立ち動くことで辛さをごまかしながら暮らすことも私は『良薬』に感じる事もあると思う。『自分らしく生きる。その後に自分だけの足跡をつけながら。』私の後にはどんな足跡がついているだろう・・受け入れることの難しさと向き合いながら生きるのだなぁ。2018/04/17
優希
80
亡くなられた渡辺和子シスターの言葉を集めた本。信仰に生涯を捧げたからこその言葉の数々に癒されました。辛い中にいても神様は側にいてくださるのです。弱くてもいい、そのままの自分で愛されてるのですから。前向きにありのままであろうと思いました。2018/04/23
ブルちゃん
32
運命ではなく摂理。時間を自分だけの時間と思い、一日でも充実した日が送れるよう少し努力してみたい。充実という感覚をまず分かりたい🤔✨2022/01/21
パフちゃん@かのん変更
30
醒めた目と温かい心があれば平常心でいられる。愛とは信じること。両手で有難くいただく。失ったものより、得たものに目を向けて生きる。叱られたら「ありがとう」。小さな思いやりの積み重ねが美しい人と世界を作る。相手への優しさがあれば、言葉は温かくなる。などなど・・・2024/01/26
かおりんご
29
再読。読むと、いろいろ気付かされます。穏やかに過ごせないからこそ、聖書に触れるのはいいことなのだなと思います。そろそろ典礼年間も終わり。教会の暦だと、一年の終わりです。御言葉に触れる機会を設けたいと思います。2022/10/30
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