出版社内容情報
人生には上り坂もあれば下り坂もある。人も50を超えたら「上手な下り方」を考えねばならない。人生後半をラクに愉しく生きる心得を説く。
内容説明
「下り坂もよし」と思えたとき、これまでの「あれもほしい、これもほしい」の欲求に突き動かされた生活とは違う、研ぎ澄まされた生き方ができる。
目次
第1章 大事なのは「成功」よりも「納得」(人生「下り」の愉しさを味わう;下り坂では義理を欠いてもいい ほか)
第2章 「いま、ここ」を輝かせるために(「人生とは今日一日である」;昔の会社の名刺は捨てること ほか)
第3章 「未知の自分」が目を覚ます喜び(「和の心」に触れてみる;これからは明るい色を着る ほか)
第4章 いまこそ、とらわれない生き方へ(こだわりなく異性とつきあってみる;ペットを飼うのもおすすめだ ほか)
第5章 本当に使える「転ばぬ先の杖」(自分を信用しないことが大切;「私は大丈夫」のつっぱりが危ない ほか)
著者等紹介
川北義則[カワキタヨシノリ]
1935年、大阪生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。東京スポーツ新聞社に入社し、文化部長、出版部長を歴任。1977年に退社後、独立して日本クリエート社を設立する。出版プロデューサーとして活躍するとともに、生活経済評論家として新聞、雑誌などに執筆。講演も多い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Humbaba
2
ずっと仕事を続けることなど出来ないので、いつかは引退するときが訪れる。会社が生活の中心となってしまっている場合にはその後の人生をどうしていくかが大きな問題になる。いつまでも会社にしがみついているのは、周囲の目から見れば美しくない。そのことを自覚して、会社をやめるときにしっかりとそれを切り離すことが必要である。2017/11/13
かいざん
0
残された人生、ゆっくり楽しみたいが、まだまだ頑張ってはたらかなきゃ。病気や寝たきりの時間が短い人生でありますように。PPKを目指すので身辺整理だけは、キチンとやっておこう。2017/10/07
マウンテンゴリラ
0
私もいつのまにか還暦を過ぎ、復路の人生を悠々と歩んでいる。と言いたいところだが、自信を持ってそうは言えず、取るに足りない拘りを引きずりながら惰性で生きている、というのが本当のところかもしれない。富や過去の社会的名声等、個人的に固執するようなものは特に持たない私でさえ、過去の経歴などに拘った何かを求めて生きている。そんなことをふと気付かされたような気がした。それは、過去のものを全てご破算にすることの勧めではなく、それなりに培った経歴や世の中の見方、考え方を、新たな視点で生かす生き方の勧めでもあると感じた。 2024/09/15