北の空と雲と

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  • サイズ A5判/ページ数 219p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784569837000
  • NDC分類 915.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

呑んだ、食べた、啜った! シーナはカメラを携え、北へ。なぜ北なのかは、聞かんでくれ。旅情かきたてられるシーナの写真エッセイ集。

内容説明

「北への旅」で、出会った人々。そして、ときどき麺。仙台、酒田、盛岡、秋田、むつ、函館…ひゅるんと吹きぬけた風を追いかけて。最新フォトエッセイ集。

目次

空の高い東北の晴天
コンニャク三兄弟を食べながら
復興笑顔に愚痴酒場
迫力、雪国の大根一本漬け
旅人には魅惑の豪雪だが…
たんけん隊・雪国の旅はさらにつづく
寒冷ダイコンと熱々ヤキソバ
春先の種差海岸
北の番小屋の幸せな朝
突撃マグロ定食ハフハフ隊〔ほか〕

著者等紹介

椎名誠[シイナマコト]
1944年、東京都生まれ。作家。写真家。1979年より小説、エッセイ、ルポなどの作家活動に入る。『椎名誠自走式マガジン ずんがずんが』(椎名誠旅する文学館)の企画・プロデュースもしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あきあかね

25
 東北各地の旅の記録。豪雪の中、暖かいストーブの前で老夫婦ができたてのおそばを食べる「雪国のひとつの幸せの風景」のように、地元の人たちとのさりげない一期一会の出会いがいい。 椎名誠の旅の魅力は、「人」との出会いに加えて、「食」にある。早朝の漁港近くの小さな番屋で、焼き立ての牡蠣とホタテに「ハフハフ」とかじりつく至福の時間。郷土料理ばかりでなく、まず旅先各地のラーメン屋に行くのも、地元の人の日々の暮らしが垣間見られていい。 特別な観光名所を訪れる旅ではないけれど、二度と巡らない特別な時が切り取られている。2021/03/06

takeapple

16
PHPに連載された北への旅をまとめたもの。煮干しラーメン食べたいなあ。『怪しい探検隊北へ』以来、北と椎名さんは似合うなあ。2018/07/11

書の旅人

13
『あやしい探検隊 北へ』をまた読んでみたくなりました。当時、私は24歳で、椎名さんの影響を受け、仲間で活動をし…。懐かしいです。その経験があるからこそ、春からの活動の原動力となっているのだなぁ。2019/02/14

フーミン

9
青森・秋田・岩手の人との出会いとご当地ならでのうまいものを椎名流で紹介。 実在店表記ありで食のあり方を軽いタッチと笑いを添えて批判もする。 旅先ラーメンの話に出て来る青森の煮干しラーメン「田むら」はそのうまさに参って「タハタハ」したそうだ。 いつか煮干しラーメンで「タハタハ」したいなぁ。 http://niboshikai.com/gallery/%E4%B8%AD%E8%8F%AF%E3%81%9D%E3%81%B0%E3%80%80%E7%94%B0%E3%82%80%E3%82%89/2024/05/23

tetsubun1000mg

7
椎名誠久しぶりの紀行文。 筆者に昔からなじみのある東北中心なので気持ち良く進んで いく。 以前発行されていた本は文章だけだったが、今回はモノクロだが写真入りのため分かりやすい。 住民のスナップも笑顔が良く取れていて取材時の雰囲気が伝わる。 最後の対談で、福島での深い人間関係について、「あひるのうたがきこえてくるよ」の撮影からの話が出てきて初期からの読者である私は懐かしく感じる。 特に町の担当課長が町長になって「ウリーグ」(浮き球ベースボールリーグ)が広まる様子も楽しそう。 また読みたくなる本。2019/05/09

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