出版社内容情報
「心の文明」というものの正体がついにわかる。90歳を迎えてなお深遠な思索に邁進する著者の書き下ろし最新論考。
内容説明
科学と宗教が統合される時、何が見えてくるのか?「人間という存在」の意味を探究する著者の知的到達点!
目次
はしがき―心の文明ルネッサンスがやってきた
序論 見えない心の世界への挑戦―視乎冥冥 聴乎無聲
第1部 心の文明ルネッサンスの到来―東西文明遺伝子の違いと、その必要性
第2部 量子論の登場
第3部 心とは何か
第4部 心を科学する―量子論からみた心の世界
第5部 二一世紀は心の文明社会の時代―量子社会の登場
補論 東西文明交代の必要性と、日本が果たすべき役割
おわりに―未知への挑戦
著者等紹介
岸根卓郎[キシネタクロウ]
京都大学教授を経て、京都大学名誉教授、南京経済大学名誉教授、元佛教大学教授、元南京大學客員教授、元The Global Peace University名誉教授・理事、文明塾「逍遙楼」塾長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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虎モコ
1
岸根先生の著書3冊目 見えない心の世界を量子論を使用して、科学的に分かりやすく説明して頂ける。 自分の人生は自分の概念で出来ている。 この先生の本を読むのが、非常に楽しみです2017/08/13
ushikubou
1
物理学の話(相対論、量子論)を混じえているが、基本的には文明論、宗教に関する内容である。東西文明が800年周期で交代する、心身二元論の価値観が限界にきている今、心身一元論の東洋文明の時代がくる。このような視座は興味深く直感的に理解できる。ただサイエンスについて語った箇所は大学の学部レベルの内容を拡大解釈したようにしか見えない。また、著者のいう「証明」は解釈であり証明ではないと思う。思想自体は面白いので無理に量子論と結びつけなくてもよいのでは、、という気がした。2017/08/01
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- 進化の存在証明