出版社内容情報
今年で御年106歳の日野原重明先生が教える、健康的で幸せに老いるために知っておくべきこころと体の処方箋。好評既刊の新装復刊。
内容説明
105歳の医師が教える、心もからだも輝かせる秘訣。“老いかた上手”は“生きかた上手”
目次
1章 老いて高める(時の流れの岸辺に立つ;最初に終わりのことを考えよ ほか)
2章 老いを認める(有終の日々を生きる;「廃用症候群」にならないために ほか)
3章 老いても整える(「うつ」はよくあること;何の薬を飲むかより、どう行動するか ほか)
4章 老いを管理する(自分のからだは自分の家;あなたの病気は、いつ、誰がつくったか ほか)
著者等紹介
日野原重明[ヒノハラシゲアキ]
1911年、山口市生まれ。学校法人聖路加国際大学名誉理事長、聖路加国際病院名誉院長、一般財団法人ライフ・プランニング・センター理事長。37年、京都帝国大学医学部を卒業し、41年、聖路加国際病院に内科医として赴任。73年、ライフ・プランニング・センターを設立し、予防医学、終末医療の普及推進などに貢献。74年、聖路加看護大学学長、92年、聖路加国際病院院長に就任。長年の功績が認められ、99年、文化功労者。2005年、文化勲章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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あつひめ
30
老いは必ずやってくる。本人が気づいたときにはもう体にしみついて老いてしまっているかもしれない。若いころと老いてからとでは気持ちも体も違ってしまってる。毎日目が覚めたら、また眠る時自分自身に問いかけて自分で自分を大切にすることが大事な気がした。健康で少しでも自分の楽しみや人との関りを通じて社会とつながって生活できたら次の時代を目にすることができるかもしれない。2023/09/22
かおりんご
28
エッセイ。正直、まだ老いには実感がわかないが、自分の両親を省みたとき、老人の視点に立たなければならないと感じた。また、今からでも生活習慣を改めなければとも思った。終活とまではいかないが、健康について考えさせられた。日々、自分の体を労っていきたい。2017/10/15
かおりん
19
いつまでもお元気で活躍されていた日野原さん。老いは怖くないし辛いことでもないとやさしい語りで読みやすい。何歳になっても始める心を失わないことが大事。いきるための前向きの行動を繰り返せるように、健康で過ごしていきたいと思った。2018/04/19
トムトム
18
人間ドック、若い頃の数値を保とうとしても無理です。今の年齢ならこのぐらいでも許容範囲かな?と考えることが大切。そもそも数値がどうであれ、今そんなにつらくなければ大丈夫!という、心強い言葉でした。お医者さんは「このままいくと」と脅して患者さんを不安にしてばかり。かと言って、確かに早期発見のほうが治るのが早い訳で、難しいですよね。2023/07/02
ルルママ
11
100才を超えても尚、忙しい生活を送られていた日野原先生。テレビで拝見した姿が、魅力的で忘れられない。ダ・ヴィンチの言葉、"十分に終わりのことを考えよ。まず最初に終わりを考慮せよ"を引用し、若い時から、老後に備えて、良き本、良き音楽、良き出会いを持てと説かれている。精神的な事だけに留まらず、健康診断の結果の見方やセルフチェックなど、医師らしい章もあり、参考になった。