出版社内容情報
技術者出身の松下電器元社長・谷井氏。事業部長時代の松下幸之助氏との実話を交え、日本型製造業の「物づくりと人づくり」の実践を語る。
内容説明
松下流・製品開発力と「人づくり」の真髄。技術者出身のパナソニック元社長が語り尽くす。
目次
めぐり会い
第1部 目の前で見た松下幸之助の凄み(「ものづくり」の凄み;「ひとづくり」の凄み;「リーダー」としての凄み)
第2部 自ら、経営者として(経営者人生のスタートが、最も苦しい時期;道行く人、皆幸せに見える;分散すれば一の力、集中すれば百の力 ほか)
第3部 ものづくりの未来に向けて(デジタル化で何が変わったか;もっと人がしっかりせねば;「いいものづくり」神話の崩壊 ほか)
著者等紹介
谷井昭雄[タニイアキオ]
1928年大阪府生まれ。’48年神戸工業専門学校(現神戸大学工学部)精密機械科卒業。敷島紡績(現シキボウ)、東洋金網(現トーアミ)を経て、’56年松下電器産業(現パナソニック)入社。’72年ビデオ事業部長。’79年取締役に就任後、常務、専務、副社長を経て、’86年山下俊彦社長に代わり第4代社長に就任。また公益財団法人霊山顕彰会理事長・特別顧問、特定非営利活動法人大阪府日本中国友好協会会長、一般社団法人日中経済貿易センター会長・名誉会長などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hiyu
8
実を言うと表題買い。「どんな時にも、道はある」。とはいえ、非常に示唆を富む内容であった。「人質管理」が非常に心に残る。2017/09/06
Tatsuya Hashimoto
1
冬休みオススメされ本。日本の「ものづくり神話」は終わりを告げました。これから考えるべきは、地に足をつけた新しい価値の創造です。「新しい価値」を作ることが、日本のものづくりを元気とするカギとなる。「超える時代」から「生む時代」へ。その為の3つのキーワード「知恵」「技術力」「パーソナリティ」。今年はあらためてこの3つを鍛えて高めていこうという思いで過ごす。2025/01/04
HaruAwa
1
元パナソニック社長の谷井さんから見た松下幸之助の人柄、仕事への想いなど、実体験を元に綴られており、とても楽しく読ませていただきました。松下幸之助は本当に人情溢れる人だったんだなと思いました。モノづくりよりも人づくり。商品を作るために一番必要なものは何か?がわかる本でした。2018/05/21
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