出版社内容情報
国民の「老後・将来不安」こそが日本経済長期低迷の根本原因だ! それを解消するための具体的方策を大前流21世紀型心理経済学に基づき提言。
大前研一[オオマエケンイチ]
経営コンサルタント、ビジネス・ブレークスルー大学学長
内容説明
老いも若きも老後や将来が不安でたまらないから、お金を貯め込む。人々がお金を使わないから景気はどんどん悪くなる。日本経済長期低迷の正体は、「老後(将来)不安不況」なのだ。その証拠に、この25年間で日本の個人金融資産は700兆円も増えた―そう語る著者が、国民の老後不安を払しょくし、日本経済を再浮上させる具体策を示す。あわせて、お金の不安が消えるマネー&ライフプランの立て方も指南。日本と自分の未来に希望が湧く一冊。
目次
第1章 問題提起編 「老後・将来不安」こそが、日本経済長期低迷の根本原因だ―世界に例のない「低欲望社会」に、二十世紀型の経済政策は通用しない(アベノミクスの“六本の矢”はすべて失敗だった;「異次元の金融緩和」の結果は惨憺たるもの;間違った政策をこれ以上「前へ」進めてはいけない ほか)
第2章 問題解決編1 政府 老後不安を払しょくするために、政府は何をすべきか―「効果的かつ実現可能な解決策」はこれだ!(「いざというときは国が責任をもって面倒をみます」と宣言する;「老後のお金の不安」を取り除く専門家を国が養成する;「資産からキャッシュを生む方法」を、国は高齢者に教えよ ほか)
第3章 問題解決編2 個人 国が滅んでも、こうすれば個人は不安なく生きられる―人生を最高に楽しむための「マネー&ライフプラン」の立て方(老後資金が不安なのは、「バランスシート」をつくっていないから;四十代、五十代は資産運用の勉強をいますぐ始めよ;株式投資よりも若手起業家を応援するベンチャー投資 ほか)
著者等紹介
大前研一[オオマエケンイチ]
1943年、福岡県生まれ。早稲田大学理工学部卒業後、東京工業大学大学院で修士号、マサチューセッツ工科大学(MIT)大学院で博士号を取得。(株)日立製作所を経て、経営コンサルティング会社マッキンゼー・アンド・カンパニー日本支社長、本社ディレクター、常務会メンバー、アジア太平洋地区会長などの要職を歴任し、1994年に退社。独立後は、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)大学院教授、スタンフォード大学ビジネススクール客員教授、オーストラリア・ボンド大学評議員兼教授、韓国梨花女子大学国際大学院名誉教授、高麗大学名誉客員教授などに就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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