出版社内容情報
新渡戸こそは近代日本の稀にみる発信者であった。なぜ世界的ベストセラ―『武士道』は生まれたのか、新渡戸の人生とともに迫る一冊。
草原克豪[クサハラカツヒデ]
拓殖大学名誉教授、日本空手協会会長
内容説明
『武士道』は、狭い意味での武士道の解説書ではない。武士道論というよりは日本の道徳思想文化論である。新渡戸はこの本で、日本には宗教教育はないが武士道というものがあり、それが日本人の道徳の基礎となっていることを、広く世界に伝えようとした。その文章からは、新渡戸のある想いがひしひしと伝わってくる。それは、日本及び日本人に対するゆるぎない自信と誇りである。新渡戸こそは近代日本の稀にみる発信者であった。人一倍熱い愛国心を持って、世界と対等に渡り合った日本の発信者、新渡戸稲造の人生から『武士道』執筆の想いに迫る。
目次
第1章 「我、太平洋の橋とならん」
第2章 「日本には武士道という倫理道徳がある」
第3章 「排日運動はアメリカの建国理念に反する」
第4章 「東洋と西洋は互いに相手から学ぶ必要がある」
第5章 「日本の植民政策の原則は国の安全と原住民の利益重視」
第6章 新渡戸に学ぶグローバル思考
著者等紹介
草原克豪[クサハラカツヒデ]
1941年、北海道生まれ。東京大学教養学部教養学科卒業。文部省に入省後、コーネル大学経営行政大学院留学(MBA)、ユネスコ本部出向を経て、大臣官房人事課長、高等教育局担当審議官、生涯学習局長等を歴任。退官後は拓殖大学北海道短期大学学長・兼拓殖大学副学長を務めた。その間に日本ユネスコ国内委員会委員、日米文化教育交流会議(カルコン)委員、日米教育委員会(フルブライト・ジャパン)委員などを務め、拓殖大学名誉教授、(公財)二十一世紀文化学術財団理事長、(一財)英語教育協議会理事長、(公社)日本空手協会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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