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出版社内容情報
金澤翔子さんの天真爛漫で生命力にあふれる41の書と母・泰子さんの祈りのようなエッセイを収録。見るだけで力がわいてくる作品集。
金澤翔子[カナザワショウコ]
書家
金澤泰子[カナザワヤスコ]
書家
内容説明
心を揺さぶる41作品と、苦しみの中から立ち上がった母の「祈り」にも似た感動エッセイを収録。
目次
1章 空にいるお父様へ
2章 美しい刻
3章 人生の恵み
4章 祈りの力
5章 愛してる
6章 心がすべてを決める
著者等紹介
金澤翔子[カナザワショウコ]
書家。1985年、東京都生まれ。1990年(5歳)の時より母・泰子に師事し、書道を始める。2005年(20歳)、銀座書廊において初の個展「翔子 書の世界」を開催。日本福祉大学准教授
金澤泰子[カナザワヤスコ]
金澤翔子の母。1943年生まれ。明治大学卒業。書家の柳田泰雲・泰山に師事。1990年、東京・大田区に「久が原書道教室」を開設。東京芸術大学評議員。日本福祉大学客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
akiᵕ̈
44
3年前建仁寺に行ったら、たまたま翔子さんの席上揮毫の日で、その神聖な場を共にする事ができ、この本は本人から“翔子”とサインをしていただいたもの。この中には翔子さんの数々の代表の書と共に、母・泰子さんの想いが綴られています。地位やお金は関係なく、競争心もない変わりにあるのは愛に満ち溢れた純真な心。翔子さんが生まれた時は涙に明け暮れ苦しかったという泰子さんが、翔子さんと歩んできた今がとても幸せに満ち、翔子さんを誇りに思っている心情には、わたしの心までも温かくなり、母娘の愛に尊さを感じた。2021/10/04
けいこ
21
正直なところ、彼女の書が絶賛され、たくさんの人が涙する理由がわからなかった。「障害があってもこんなに書けるんだ」と言うフィルターがそうさせているだけなのでは?と思っていた。でも、この本であらためて書を見、お母様の綴った言葉を読むうちに、納得する事ができた。彼女の邪心の無い真っ直ぐな想いが、たくさんの人の心に刺さる。本当に優しい人間は強く、美しい。実際の書を見に行こうと思った。2020/08/20
NAOAMI
16
ダウン症の書家、翔子さんの日常を、彼女の書と共に母の泰子さんが解説する。彼女は今31歳。30歳になったら一人暮らしを始めるの公言通り、いま一人で生活しているらしい。「翔子が想いをめぐらす範囲は、せいぜい明日のお昼ごはんぐらいまでなので、未来を想って不安になったり恐れたりしない。将来に希望や目標を持ったりしないし、過去を振り返り悔んだりなどもしない。目標や計画を持たないということは、その刻その刻を100%生きられる。予測的な不安がないので、いつもわくわくと楽しい。いつもニコニコしている。」この純粋に尽きる!2017/05/21
yuzyuz_k
13
いつ頃かは忘れましたが、金澤翔子を知ったのは、ザッピングしながらテレビを見てた時です。NHKの映像で、大きな字が映し出されてて、書の嗜みはないのですが、ただ凄いと鳥肌立ってしまいました。番組見ていくと、ダウン症の書道家と知るんですが、だからどうしたと思える書です。私は、相田みつを美術館、書の展覧会等に行っても、感心はすれど、鳥肌立つ事はありません。お勧め。昨年、鎌倉の円覚寺に置いてある書を見ましたが、いつ見てもいいです。この本も、見るだけで、熱く感動しました。癒しとかではなく、力を貰える一冊です。2017/02/05
fumikaze
8
「心は天につながっている」涙を拭きながらの立ち読み。本当に泣ける?。文章はお母様が書かれていて短いので、結局その場で全部読んでしまった。2017/12/19