内容説明
歴史の流れを重視し、考古学や歴史学、日本語学や美術史学の最新の研究成果を取り入れて、古代史の理解に必要な重要事項を配置。新聞紙上をにぎわしたトピックをはじめ、いま歴史学界で話題になっている論争も積極的に取り上げて平易に解説する。庶民の日常生活のありさまから、租税・交通・役所・国号など制度史におよぶ問題群、地震と火山噴火の災害、国府・郡家などの官衙に対する発掘調査の成果までを盛り込んだ最新版。
目次
1 クニの首長(定住社会の成立;弥生時代の首長 ほか)
2 王権と国家(ヤマト王権;倭の五王の時代 ほか)
3 貴族のまつりごと(貴族とはなにか;奈良時代の天皇と貴族の争い ほか)
4 人々の生活と信仰・文化(ライフサイクル;勤務と暮らしぶり ほか)
著者等紹介
吉村武彦[ヨシムラタケヒコ]
1945年、朝鮮大邱生まれ。京都・大阪育ち。明治大学名誉教授。日本古代史専攻。東京大学大学院人文科学研究科国史学専門課程博士課程中退。博士(文学)。著書の他、共編著多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ゲオルギオ・ハーン
22
日本古代史の最新研究において基礎知識とされるところを整理し、解説した一冊。制度や経済については踏み込んだ話がなくて実態としてどこまで機能したかはあまり研究が進んでいないようだ。当時の東アジアの政治観については思ったより細かく解説されている。5世紀に宋(魏晋南北朝)に冊封関係だった日本(当時のヤマト王権の主要メンバーには宋から派遣された人々も多かった)が7世紀の時点で隋に対して対等な外交関係を意図した国書を送るまでに成長したのは興味深い。2024/10/26
ほうすう
11
分かりやすいようで分かりにくいような。基礎知識を得るために読むような入門書としては難しい気もする。おそらくは大枠を話してから細部を詰めていくという記述を狙ったのだとは思うが時系列が微妙に前後していて逆に分かりにくく感じた。2023/09/03
かんがく
10
古代史に関するキーワードについて、最新研究の動向や史料などが並んでおり、本というよりは辞書や用語集のような一冊。一応通読したが、今後気になる分野ごとに見返すことで仕事の役に立つかもしれない。2024/05/16
Eri
3
今まで読んできた本の中にはかなり古い物もたくさんあり、知識をアップデートしたいと思って新版のこの本を手に取った。古代史の中でも押さえておきたいトピックが網羅されていて、他の本を読むときなどにも簡単な辞書としても使えそう。ただ、章のまとめ上必ずしも時系列になっていない部分もあり、多少内容が前後するところはあった。あと関係ないが印刷の匂いがとてもよくてクンクンしながら読んだ。2021/02/25
フルボッコス代官
3
これは読みやすい。古代史、特に平安初期までの出来事がトピック式に解説されており、専門的な復習や初学または中級者にはぴったり。ホントに基礎知識を学ぶ本としてはすばらしい。2021/02/23
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