出版社内容情報
トランプショック、中露台頭、波乱のEU……。世界はどこに向うのか? 日本の真の危機とは? 世界の「激動の核心」を読み解く渾身の論考。
中西輝政[ナカニシテルマサ]
京都大学名誉教授
内容説明
トランプ大統領の誕生と「孤立主義化」するアメリカ。覇権主義的動きを強めるロシアのプーチンと中国の習近平。激震のEU。「地獄のオセロゲーム」と化すアジア…。すべての構図は「グローバリズムの終焉」とそれに伴う「アンチ・グローバリズム」「オールド・グローバリズム」「ネオ・グローバリズム」という三勢力の相克から読み解ける。いま直面する「危機」を考えるとき、もはや日本は「普遍的価値」も捨てるときは捨て、自らの生存を最優先に考えねばならぬ―現在の世界を動かす大きな流れを読み抜き、日本人の覚悟を問う、刮目の書。
目次
第1章 トランプのアメリカで世界に何が起きるか
第2章 日露“北方領土”交渉と売国の危機
第3章 介入か孤立か―パックス・アメリカーナの行方
第4章 「グローバリズムの限界」に直面し流動化する世界
第5章 「地獄のオセロゲーム」化するアジア
第6章 これから十年、日本はどうすべきか
著者等紹介
中西輝政[ナカニシテルマサ]
1947年、大阪府生まれ。京都大学法学部卒業。ケンブリッジ大学大学院修了。京都大学助手、三重大学助教授、スタンフォード大学客員研究員、静岡県立大学教授を経て、京都大学大学院教授。2012年に退官し、京都大学名誉教授。専門は国際政治学、国際関係史、文明史。1990年石橋湛山賞。1997年『大英帝国衰亡史』(PHP研究所)で第51回毎日出版文化賞・第6回山本七平賞を受賞。2002年正論大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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5 よういち
ophiuchi
九曜紋
タイガー@津軽衆
Kentaro