出版社内容情報
蜜蜂が消えると世界が滅亡する? 突然の歯の痛みで飛び込んだ歯医者で薫は不思議な予言を受ける。著者新境地の幻想的物語。
池永陽[イケナガヨウ]
作家
内容説明
信じられないかもしれないけど、この東京の地の底には、ひとつの大きな町がすっぽりと納まっているの。突然の歯の痛みに飛び込んだ歯医者で、小柳薫は「蜜蜂がこの世からいなくなると人類は滅亡する」という不思議な予言を受ける。その日から、小柳薫の身に次々と不思議な出来事が巻き起こり、多田野黄昏という美女とともに昭和40年代の東京に迷い込むのだが…。
著者等紹介
池永陽[イケナガヨウ]
1950年愛知県豊橋市生まれ。岐阜県立岐南工業高等学校卒業。グラフィックデザイナー、コピーライターを経て、1998年『走るジイサン』で第11回小説すばる新人賞を受賞しデビュー。2006年『雲を斬る』で第12回中山義秀文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
いつでも母さん
107
蜂がいなくなると大変・・ってどこかで聞いたような気がするが。これはね、結局何が言いたかったのだろう?って私の貧相な感性が音を上げた。元よりファンタジーが苦手な性質で、加えて長く(汗)素直に感想を述べられない。昭和と今を行き来する設定に私は魅力を感じることが出来ずに(昭和は大好きなんだけれど・・)嗚呼、やっぱりファンタジーは苦手だ!2017/03/18
シェルター
14
ごめんなさい…。入り込めなかった(>_<) 556ページ。長かった。。意味がわからず、、読むのに時間がかかってしまいました。。2017/03/04
華形 満
13
たまたま”蜂”つながりで蜂タイトル2作(しかも500p超えの長編)を連読となったが、こちらの蜂はいま一つだった。時空の歪みで過去と現在、あるいは未来が並行存在するというモチーフは過去の累々たるSF作品にもあったかなり使い古された手法で新鮮味に乏しい。ただ本作はSFではなく純愛ストーリーなので、その辺りのダメ出しは避けたとしても、とにかく中盤がアクビが出るほどに中弛みで途中から斜め読みでページを捲った程。12章でようやくクライマックスに辿り着くが「ああ、なるほどね。。」とほぼ予想通りのエンディングで溜め息。2017/02/27
あられ
11
おもしろかったが、ちょっと話が停滞する感じ、考えに考える必要があるのだが、早く進めてほしかった。この著者さん、こういう話も書かれるのか。いままでに読んだのは文学っぽいものだったので、新鮮だった。自然の摂理、なにを考えているのやら、それに振り回される人間たち。バーコードの貧相な(と説明される)山川さん、意外な一面にびっくり。偶然ではなく必然の選択の物語。「大好き、大好き」と言い合う場面は、読んでいるほうが、ちと照れくさかったけれど。(笑)。。。余韻のあるラストでした。って、ネタばれ?2017/02/18
ひろちゃん
10
ファンタジーすぎる!!!!ファンタジーのなかにも共感できるところがあればいいけどなあ2023/08/09




