PHP新書<br> なぜ韓国外交は日本に敗れたのか―激変する東アジアの国家勢力図

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なぜ韓国外交は日本に敗れたのか―激変する東アジアの国家勢力図

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  • サイズ 新書判/ページ数 179p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569830353
  • NDC分類 319.21
  • Cコード C0231

出版社内容情報

朝鮮半島の未来はどうなるのか? 「北朝鮮による併合」が著者の答えだ。韓国内の世相や外交事情も論じながら10年後の未来を徹底分析。

【著者紹介】
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内容説明

反日政策を貫く朴槿恵政権が続くかぎり、解決の糸口さえみえなかった慰安婦問題。だからこそ、2015年末の「日韓合意」は衝撃を与えた。一見、感情で動いているかのような韓国外交だが、じつは合理的な判断に基づいている、と著者はいう。自信をつけた韓国が目論んだ「日本外し」。どこでその勝算は狂い、「日韓合意」へと舵を切ったのか。その背景を丹念に検証しながら、日本、韓国、中国、北朝鮮、そしてアメリカというアクターが、今後、極東で演じる勢力争いの構図を本書は描き出していく。そこでわが国のとるべき戦略がなぜ「強すぎる日本」の構築かも、読了後、腑に落ちることだろう。

目次

第1章 画期的だった「日韓合意」の背景
第2章 李明博政権から始まった「日本外し」
第3章 異変を起こしはじめた韓国経済
第4章 そして朴槿恵政権は「反日」をあきらめた
第5章 数カ月で激変した東アジアの国家勢力図
終章 いまこそ「強すぎる日本」を建設せよ

著者等紹介

武貞秀士[タケサダヒデシ]
1949年兵庫県生まれ。77年慶應義塾大学大学院博士課程修了。防衛庁(当時)のシンクタンクである防衛研修所(のちに防衛研究所と改称)に入り、2011年に統括研究官として退職するまで36年間勤務。その間、スタンフォード大学、ジョージワシントン大学に客員研究員として滞在。11年より2年間、延世大学国際学部で日本人初の専任教授に着任。現在、拓殖大学大学院国際協力学研究科特任教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ビイーン

25
韓国の外交は「勝ち馬に乗れ」という文化に従い、合理的かつ冷静な計算の上に行っていた。2011年~2013年頃の落ち目の日本より怒涛の勢いのある中国に乗り換え、親中・日本外し、反日の国際化を推進した。そして2017年の今、東アジア情勢が大きく変わる中、韓国はジレンマに直面する。この地域の平和は「強すぎる日本」が必要との意見に共感。国家間のリアリズムの前では平和憲法や抑制された防衛装備等の自虐的な日本の中級国家論は東アジアの平和に通用しなかった事に気付く。2017/01/15

魔王

13
慰安婦問題が解決したときまた蒸し返すんじゃないかと思いましたが、意外と言わなくなった感じです。けどテレビで慰安婦の銅像が各地に設置されているから何ともって感じです。反日症候群というのを聞きなるほどと思いました。国の立場がやばくなるとすりかえるのは、不毛だと思います。向き合うのが誠意というものなんですが文化が違うのでなんとも。国単位で見ると日本の立場は東アジアでは狭いですが、国民の意見を聞いてみたいですね。2017/12/25

Kentaro

8
本書の主張は、19世紀以降、韓国は時の最強の隣国に国家の命運を託してきた。 清国が最強の時は清国に属し、ロシアが強く見えればロシアとの連携を模索し、日本が日清、日露戦争に勝利した後は、日本に命運を託した。その国際法的手続きが1910年の日韓併合であったはずだ。 日本の敗戦の後はアメリカに頼り、日本が経済復興すれば日本を利用しようとする。そこに中国が経済的に台頭すれば、中国に再び従うといった具合だ。 日韓関係を回復したければ、強すぎる日本、とてつもない日本を韓国に見せつけることだと主張している。2018/09/17

Meistersinger

5
延世大で教授だった武貞氏の韓国外交観察記。安倍政権の対韓政策を描き、韓国の事情を描いている。「自虐的な友好至上主義ではなく、日本は強さを誇示していくべき」というところか。2016/06/03

gauche

4
韓国の外交は「現実主義」に基づくもので、今後のこの路線が揺らぐことは考えにくい。日本が国力を上げない限り、韓国が妥協・譲歩することはありえないというところか2017/01/05

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