出版社内容情報
『ココロ』『秘密警察』『東京電脳探偵団』多くのボカロ小説を手掛けた石沢克宜の「ボカロ」をモチーフにした3編の小説集。衰退とは?
【著者紹介】
作家
内容説明
「ボカロを探して2000年」女子高生ゆあの前に妙な男が机の引き出しから現れた!「底辺Pのぼくが文豪になるまで」ボカロPのはしくれの僕、突然ボカロ小説を出すことになりました。「ボカロは衰退しました。」場末のスナックに懐かしいあの娘がいました―。「オワコン先輩」細くて狭い通りで偶然、先輩に会いましたが…。ボカロ愛に満ちあふれた作家・石沢克宜が紡ぐ渾身の4編!!
著者等紹介
石沢克宜[イシザワカツヨシ]
脚本家。ライター業や映像制作などを経て、現在は舞台の脚本、小説の執筆を中心に活動している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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じーつー
5
短編4編。 いや、中編1編、短編2編、超短編1編。 怪我をして鍵盤を叩けなくなった女子高生がボカロを通じて音楽に触れる作品だったり、ボカロPの大学生がボカロ小説を書いて同人から商業の世界へ入っていく作品だったり。 割りと好き。 ところでボカロは衰退しているのだろうか。 確かに今は米津玄師として活躍しているハチもボカロは終わったと言ってるみたいだし。 でも変わらず盛り上げ続けている人たちもまだいるから。 全盛期に比べて勢いはなくなったかもしれないけど、衰退もせず生き残り続けていると思う。2021/04/14