PHP新書<br> 人類と地球の大問題―真の安全保障を考える

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PHP新書
人類と地球の大問題―真の安全保障を考える

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  • サイズ 新書判/ページ数 203p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569827353
  • NDC分類 519
  • Cコード C0230

出版社内容情報

日本はもちろん中国でさえ、人類の存亡に欠かせない水、食料、エネルギーを自給自足できない。「地球の未来と日本」に警鐘を鳴らす書。

【著者紹介】
公益社団法人日本中国友好協会会長

内容説明

1972年に刊行されたベストセラー『成長の限界』は、「あと20年で石油は枯渇し、人類の成長は限界に達する」と警鐘を鳴らし、世界を震撼させた。結果的に、その予測は現実のものとはならなかったものの、あれから40年以上経ち、地球の人口は倍増し、温暖化も進み、食料や水の枯渇リスクも高まってきた。いまこそ、人類の英知が試されるときなのである。にもかかわらず、「なんとかなるさ」と知らん顔を決め込んでいる人間は、傲慢すぎるのではないだろうか―。著者が自らの商社マン時代、中国大使時代の体験も踏まえ、人類の未来を展望し、真の安全保障を考える一冊。

目次

序章 人類の英知が試されるとき
第1章 気候変動―反乱する地球
第2章 人口増加―100億人突破の壁
第3章 水―逼迫による争奪戦
第4章 食料―貧富と飢餓と暴動
第5章 エネルギー・自然災害―危機から変革へ

著者等紹介

丹羽宇一郎[ニワウイチロウ]
公益社団法人日本中国友好協会会長。1939年、愛知県生まれ。前・中華人民共和国駐箚特命全権大使。名古屋大学法学部卒業後、伊藤忠商事(株)に入社。98年に社長に就任すると、翌99年には約4,000億円の不良資産を一括処理しながらも、翌年度の決算で同社の史上最高益を計上し、世間を瞠目させた。2004年、会長就任。内閣府経済財政諮問会議議員、日本郵政取締役、国際連合世界食糧計画(WFP)協会会長などを歴任ののち、10年、民間出身では初の駐中国大使に就任。現在、早稲田大学特命教授、伊藤忠商事名誉理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Risa

10
私たちはなぜ環境問題に取り組む必要があるのか、という根本的なところに立ち返りたくて手にした一冊です。食料や水、エネルギー不足の被害を真っ先に受けるのはいつだって弱い立場にある人たちである、ということを忘れないようにしたいです。2023/01/10

ほじゅどー

8
★★★世界の人口は1800年に8-11億人、1900年に15-17億人、2000年に61億人。未来予測は2030年に84億人、2050年に95億人、2100年に108億円。世界とは逆に、日本では2008年から人口が減少局面に入った。2017年から毎年50万人減少し、2030年代には年間100万人減少し、2050年には9700万人、2060年に8600万人へ。2015年から45年間で約4000万人減る。世界中でこれだけ人口が急速に減少する国は前例がなく、その衝撃の大きさを我々は肝に銘じなければならない。2018/04/29

Arowana

6
水・エネルギー・食料の効果は相補的であるため、複数の評価項目を整理した上で総合判断しなければならない点は大変勉強になった。加えて人口問題、気候変動、インフラ政策、国際協力etc.重要ファクターは多岐に渡る。不確定要素も多し。『最大の危機は最大の好機。未来予測においては悲観的に考えて楽観的に行動せよ。』とのこと。2019/04/28

たばかる

5
地球温暖化懐疑論を知ったので、批判的視点を見ようと思って選書。ただその話題は“懐疑論はない”であっさり片付けられてやや落胆。温暖化以外の環境問題などは(バイアスも強そうだが)詳細に語られているので参考にはなった。2018/06/08

Kentaro

5
すべては貧困問題とも連動し、水利権争いによる戦争、温暖化ガスによる気候変動による災害の増加、食料自給力増加に向けた農業改革など、成すべき課題解決テーマが山積です。我々の中計も社会課題の解決が必須となっている理由が良くわかります!2016/11/08

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