出版社内容情報
日本はもちろん中国でさえ、人類の存亡に欠かせない水、食料、エネルギーを自給自足できない。「地球の未来と日本」に警鐘を鳴らす書。
【著者紹介】
公益社団法人日本中国友好協会会長
内容説明
1972年に刊行されたベストセラー『成長の限界』は、「あと20年で石油は枯渇し、人類の成長は限界に達する」と警鐘を鳴らし、世界を震撼させた。結果的に、その予測は現実のものとはならなかったものの、あれから40年以上経ち、地球の人口は倍増し、温暖化も進み、食料や水の枯渇リスクも高まってきた。いまこそ、人類の英知が試されるときなのである。にもかかわらず、「なんとかなるさ」と知らん顔を決め込んでいる人間は、傲慢すぎるのではないだろうか―。著者が自らの商社マン時代、中国大使時代の体験も踏まえ、人類の未来を展望し、真の安全保障を考える一冊。
目次
序章 人類の英知が試されるとき
第1章 気候変動―反乱する地球
第2章 人口増加―100億人突破の壁
第3章 水―逼迫による争奪戦
第4章 食料―貧富と飢餓と暴動
第5章 エネルギー・自然災害―危機から変革へ
著者等紹介
丹羽宇一郎[ニワウイチロウ]
公益社団法人日本中国友好協会会長。1939年、愛知県生まれ。前・中華人民共和国駐箚特命全権大使。名古屋大学法学部卒業後、伊藤忠商事(株)に入社。98年に社長に就任すると、翌99年には約4,000億円の不良資産を一括処理しながらも、翌年度の決算で同社の史上最高益を計上し、世間を瞠目させた。2004年、会長就任。内閣府経済財政諮問会議議員、日本郵政取締役、国際連合世界食糧計画(WFP)協会会長などを歴任ののち、10年、民間出身では初の駐中国大使に就任。現在、早稲田大学特命教授、伊藤忠商事名誉理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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