出版社内容情報
自分にとって本当に必要なものを見極め、いらないものを最大限削ぎ落とす――禅の精神に裏付けされた、清々しく心豊かな生活のすすめ。
【著者紹介】
建功寺住職、庭園デザイナー
内容説明
いらないものを削ぎ落とし、大切なものを慈しむ。
目次
第1章 簡素に暮らす(あえて不便さを選ぶ;他に使える用途はないか考える ほか)
第2章 手放して、整える(風景を雑然とさせない;空間を埋めない ほか)
第3章 幸せとは、足るを知ること(無心になる;一つ一つ、ていねいに為す ほか)
第4章 とらわれない。抱え込まない(孤独を楽しむ;イライラしたときは「息を吐く」 ほか)
著者等紹介
枡野俊明[マスノシュンミョウ]
1953年、神奈川県に生まれる。曹洞宗徳雄山建功寺住職、庭園デザイナー、多摩美術大学環境デザイン学科教授。玉川大学農学部卒業後、大本山總持寺にて雲水として修行。禅の思想と日本の伝統的な考え方をもとに庭の創作活動を行い、国内外より高い評価を得る。庭園デザイナーとして、芸術選奨文部大臣新人賞を初受賞。外務大臣表彰、カナダ総督褒章、ドイツ連邦共和国功労勲章功労十字小綬章など、受章・受賞多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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mitei
355
読みやすくて心がスッとした感じがした。足るを知る、1人の時間を大事にするのがいい事だと思った。とにかく部屋を片付けていきたいな。2016/10/12
やすらぎ🍀
162
起きて半畳、寝て一畳。限りなくシンプルに暮らしたい。知足。何でもない一日を楽しみたい。執着心を少し削ぎ落としてみたい。日常の小さな幸せを感じられる感性を磨きたい。たった一杯のお茶の味も日々違うもの。その移ろいを感じていたい。…ただ為すべきことをやること。慌ただしかった一日の終わり、夜が静まった頃、日常を心から追い出して読書をする。数頁、文字を追っていればたちまち眠気が襲ってくる。でもそのひとときこそ、心が切り替わる大切な時間。また新しい一日を迎えることができる。こころのゆとりとなる。そんな日々を送りたい。2021/12/28
ナミのママ
61
大好きな桝野さんの本、今回も寝室に置いてゆっくりと繰り返し読みました。シンプル=断捨離ではないと思っています。お金がなくても心が豊かなら、とも思っていません。この本はタイトルでは流行りの「ソレ」風だけど内容はやはり禅に基づいたもの、私は好きな考え方。でもなかなか実行できず、繰り返し読んでいます。著者の本はこれからも続けて読みたいです。2016/01/15
ゆいきち
50
気付いたら著者の本、溜めてた!!私が「こうありたい」と思う生活は、禅の思想に通ずるものがあるのかな。シンプルは、モノを減らす、ということと、心の中のごちゃごちゃを整理して簡素な心で五感を研ぎ澄ます、という意味でもあります。他人と比べない。過去の自分と比べる。世の中がめまぐるしく変化しようと、自分のルーティンは崩さない…。もっともっと丁寧に暮らしたいなぁ…。2022/07/31
しん
39
特に気になった部分に付箋紙を付けながら読みました。付箋紙を付けていない部分でも、日々の生活に取り入れたいことがあります。もう一度読み返そうと思っています。そして、限りなくシンプルな生活を実践してみたいと思います。いらないものを削ぎ落とせば、とても身軽に、とても自由になると思います。2015/10/28