PHP新書<br> その場しのぎの会社が、なぜ変わったのか―企業変革のビジョン

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PHP新書
その場しのぎの会社が、なぜ変わったのか―企業変革のビジョン

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  • サイズ 新書判/ページ数 254p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569826530
  • NDC分類 336
  • Cコード C0234

出版社内容情報

創業回帰の日立、未来を重視して戦略フロー思考を実践したオムロンなど、目先の利益追求からの脱却に成功した企業を丁寧に分析。

【著者紹介】
ビジネスコンサルタント

内容説明

かつての日本企業は世界にも稀な「経営家族主義」を実践し、厳しい競争を展開しつつ不思議な秩序を保ち急成長を遂げた。これをマネジメント1.0と名づけるなら、次代の「秩序なき競争のみの時代」はマネジメント2.0となる。利益第一主義、成果主義が蔓延し、長い目で見れば「その場しのぎ」としか思えないような手も打ってしまう。その反省から生まれた経営が「マネジメント3.0」である。創業当時の方針に回帰した日立、「敗北宣言」を出し顧客中心マーケットに移行したキリン…。変革を遂げ、社会から必要とされる本当の強みを獲得した企業から、これからの経営を学ぶ。

目次

1 創業回帰―ケースワーク・なぜ日立はよみがえり、ソニーは凋落したのか
2 戦略フロー思考―ケースワーク・オムロンはどん底の中でなぜミッションを変えたのか
3 グローバル化とインテグリティ―ケースワーク・日揮はなぜグローバル化に成功したのか
4 マーケティング―ケースワーク・キリンはアサヒに負けてこれからどうするのか
5 アライアンス、M&A―ケースワーク・菱食のバリューチェーンはなぜ失敗したのか
6 現場と人材育成―ケースワーク・デンソーは苦しい中でなぜ技能学校を捨てなかったのか
7 IT、そしてエピローグ―ケースワーク・みずほはなぜシステムダウンをくり返したのか

著者等紹介

内山力[ウチヤマツトム]
1955年東京都生まれ。東京工業大学理学部情報科学科卒。同校を卒業後、日本ビジネスコンサルタントへ入社。その後退職してビジネスコンサルタントとして独立。(株)MCシステム研究所代表取締役。元産業能率大学大学院MBAコース非常勤講師、中小企業診断士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さきん

23
理念に立ち返って上手くいった事例を紹介しているが、理念に立ち返って失敗した事例もまた多いのではないだろうか。良い事例のみ著者の意向に合わせてピックアップしている感が否めない。2020/02/25

Gordon

3
自社に関連の深い社名、業種の実例が紹介されていて現実味があり興味深く読み進められた。名だたる企業の生い立ち、成長、そして時代の流れに沿って淘汰された歴史、決断のターニングポイントを踏まえ、ケーススタディ形式で学べる。本書では成功事例や失敗から学び飛躍するサクセスストーリーが取り上げられているが、もちろんその陰には決断したこと、しなかったことで世の中から消えた会社も数多くあることを忘れてはいけないと思う。2016/11/01

Mitz

2
100社以上のコンサルティングを手がけ、設計した「経営塾」「リーダー塾」が数々の企業に採用された実績を持つ著者による有名企業の蘇生と凋落のケーススタディ。その実績に裏打ちされた内容は説得力あり。最近、大手企業の不祥事の報道が多い。それぞれ事情は異なるだろうし、断定は禁物だが、やはり“その場しのぎ”という要素があったのかもしれない。ただ、どんな会社も、創業当時は素晴らしい理念を持っていたのだと思う。したがって、不祥事を起こした企業に厳しい眼を向けつつも、批判する風潮に過度に流されず、性善説で捉えたいと思う。2015/10/10

Micky

2
インテグリティ、正当性、或いは品格。美しい企業であるべきと著者は述べる。私もそうあって欲しいと切実に思う。ただ、様々な企業の裏の顔を知ると美しい会社は一握りでしかない、社史も美化されている。正しい会社が報われるとは限らないが、経営者は会社の矜持、誇り持ちながら経営してもらいたいと願わざるを得ない。2015/09/24

arnie ozawa

1
諸般の事情で読んだ。いいことを言っている気もするが、自説に沿った事例のみを引っ張ってきているにすぎないわけで意に反する事例はいくらでもあるだろう。2016/02/15

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