PHP新書<br> 世界に嗤われる日本の原発戦略

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PHP新書
世界に嗤われる日本の原発戦略

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  • サイズ 新書判/ページ数 190p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569824369
  • NDC分類 543.5
  • Cコード C0236

出版社内容情報

福島第一原発のに事故後、日本のエネルギー政策は世界から取り残された。全人類が文明生活を享受し、世界が繁栄し続けるための原発論。

【著者紹介】
作家

内容説明

それでも、世界は原発を造る。再稼働への道はいまだ遠いが、安全対策から技術開発まで、日本には人類の未来に対する責任と義務がある!原発の安全対策を冷静に分析し、増え続ける核廃棄物に関しても具体的提言を行い、原発の必要性を考える。全人類が文明生活を享受し、世界が繁栄し続けるための原発論。

目次

第1章 大きな勘違い(「福島の悲劇」の真相;何も信じられない)
第2章 世界は原発に向かう(増え続ける世界人口と電力需要;原発をやめられない理由;世界の原発ラッシュと日本)
第3章 どうする、核廃棄物(最終処分地をめぐって;重要なのは「時間軸」)
第4章 福島の未来と三つの提言(福島のいま;日本が取り組むべきこと)
第5章 そして再稼働へ(なぜ再稼働は困難なのか)

著者等紹介

高嶋哲夫[タカシマテツオ]
作家。日本推理作家協会、日本文藝家協会、日本文芸家クラブ会員。1949年、岡山県生まれ。慶應義塾大学工学部卒。同大学院修士課程修了。日本原子力研究所(現・日本原子力研究開発機構)研究員を経て、カリフォルニア大学に留学。94年、『メルトダウン』(講談社文庫)で小説現代推理新人賞、99年、『イントゥルーダー』(文春文庫)でサントリーミステリー大賞・読者賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬参仟縁

33
よく分からないが、あの人が言うのだから信用しましょうというレベルのものになる。安心とは人と人との信頼関係から生まれるもの(39頁)。世界中の人がカナダ人並に電力を使えば、今の5・6倍の電力が必要(89頁)。2030年までに現在の430基⇒800基まで原発は増えるという(93頁)。幌延と瑞浪では日本原子力研究開発機構が深地層研究をしている(117頁)。瑞浪とは驚いた。他人事ではない。トリチウムは海に流すべき(151頁)というが、そんな楽観的でいいのか? 2016/06/18

ヤギ郎

16
総合的に「原発」を分析した本。著者は原発推進派であっても、すごく慎重な意見の持ち主のように感じる。現実主義といってもいい。悲観はしていない。 日本は世界トップレベルの技術力を持っているので、英知を結集して原発事故を解決して欲しい2015/06/03

プレイン

4
マスコミ等で感情的に議論される原発問題。著者の主張は極論もあるけれど、エンジニアからするとまともな事を言っているためうなづける。1万年後の安全をいま議論するのはナンセンスとの見解はなかなか言えない。2015/04/26

Takeshi Kubo

1
本書で指摘されているように、今後、日本における原発の廃炉あるいは、世界的な原発増設の潮流に対応するためには、やはり国内では原子力技術の開発・推進を推し進めるべきだとは思います。ただ、本書中の指摘の中で一つ腑に落ちないのは、放射性廃棄物の最終処分についての話で、将来の技術発展に望みを託し、現在の地層処分という方針は当面凍結すべきとしております。しかし、今後国内で原発を推進するか否かに関わらず、この問題は早急に解決すべきだと思うのですが…2016/05/02

くらーく

1
全面同意。たかが、100年の歴史しかない技術で、10万年後を考えてなんて無理。特に近視眼的な日本人にはぜったり無理と言いたい。 東芝、日立、三菱重工は、国を挙げて原発の売り込みと原子力の開発をして欲しかった(過去形はおかしいか。ぜひ、国と国民は応援して欲しい)。 使用済み燃料の処理方法が、最も重要な技術だし、これが解決すれば、核融合まで安心して繋げる。 著者に感謝して。2015/08/01

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