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起返(おきかえり)の記―宝永富士山大噴火

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  • サイズ B6判/ページ数 413p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784569823331
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

宝永の富士山大噴火――未曾有の大災害に対し、幕府や農民たちはいかに立ち向かい、復興を果たしたかを感動的に描く長編時代小説。

【著者紹介】
作家

内容説明

宝永四年の富士山大噴火。それは、冨士浅間神社の鳥居の笠木だけが、辛うじて積砂の上に残るほどのものだった。突如起こったこの災害により、貧しくも平和な生活は一変する。灰に埋まった先祖代々の田畠、生活に困り逃散する人びと、積砂により幾度も氾濫する川―。亡所の危機に瀕した故郷を守るために立ち上がった農民たちに対して、幕府の対策はあまりにも場当たり的なものだった。復興までの長く険しい道のりを、それぞれの立場で闘った人びとを描いた、著者渾身の歴史長編。

著者等紹介

嶋津義忠[シマズヨシタダ]
1936年、大阪生まれ。59年、京都大学文学部卒業。産経新聞入社。化学会社代表取締役社長を経て、作家に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あかんべ

11
宝永藤の噴火の記録は、今に生かされているのか?被災者が飢え死にするのはなんとかふせげるかもしれない。いや震災から数日援助のてが届かず飢えも感じられた経験から被災地に入るのも大変な状況になるのだろう。中途半端な治水事業で、無駄に金と時と人を失いながらその地に留まり戦った先人に脱帽。2015/04/02

mushoku2006

7
この国は本当に自然災害大国だなあ・・・・・・。 ぶっちゃけ、全然面白くない小説で、 本著から特に感銘を受けたということや、 学んだことは何もないのだけど、 こういう史実があったことだけは忘れていけないと思います。2015/03/11

km.

1
宝永富士山大噴火の話だが、タイトルに「起返の記」とあるように被災地の復興が主題であり、決してパニック小説ではない。 自然災害に被災した事のない者に取っては、なかなか難しいテーマだった。 しかし復興には、決して故郷を見捨てぬと言った人間の不屈の精神と、それを助ける政治、そして、他人事とせず理解し助け合う心が噛み合わなければ上手く進まない事が良くわかる。自然の前では個は無力に等しい。 富士山噴火の興味から、深いテーマを学んだ。2022/11/23

kan

1
富士山噴火をリアルな危険として追体験できる。2015/02/18

ながしまともよし

0
江戸時代に起きた富士山噴火による災害による被災者が、絶望の中、知恵を絞り、力をあわせて復興させようとする姿に心を揺さぶられました。あらためて自然災害の恐ろしさを感じるとともに、「人間の叡智により自然災害を大きくも小さくもする」という言葉に感銘を受けました。2015/06/11

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