ビブリオフォリア・ラプソディ―あるいは本と本の間の旅

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ビブリオフォリア・ラプソディ―あるいは本と本の間の旅

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  • サイズ 46判/ページ数 224p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784065354049
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

「SFが読みたい! 2024年版」国内篇第1位著者が描く
本好きの、本好きによる、本好きのための本

消えてゆく本
書けなくなった詩人
「本の魔窟」に暮らす青年

本であふれた世界に、希望はあるか?

本を、小説を、書くことを愛しすぎている人たち<ビブリオフォリア>の紡ぎ出す、どこか切ない未来

作家は、小説は、本は、どういう未来に向かっているのかーー

読書に関する特殊な法律が課された世界の作家 「ハンノキのある島で」
正確に訳すことが限りなく不可能なマイナー言語の日本で一人の翻訳者 「バベルより遠く離れて」
あらゆる小説を斬りまくる文芸評論家が出会った、絶対に書評できない本 「木曜日のルリユール」
書けなくなった元「天才美人女子大生」詩人のたったひとつの願い 「詩人になれますように」
「本の魔窟」に暮らす蔵書家が訪れた不思議な古本屋 「本の泉 泉の本」

いろいろな書き手のもとを巡っていくダブルクリップの旅と、本にまつわる5つの物語

内容説明

作家は、小説は、本は、どういう未来に向かっているのか―。読書に関する特殊な法律が課された世界の作家(「ハンノキのある島で」)。正確に訳すことが限りなく不可能なマイナー言語の日本で一人の翻訳者(「バベルより遠く離れて」)。あらゆる小説を斬りまくる文芸評論家が出会った、絶対に書評できない本(「木曜日のルリユール」)。書けなくなった元「天才美人女子大生」詩人のたったひとつの願い(「詩人になれますように」)。「本の魔窟」に暮らす蔵書家が訪れた不思議な古本屋(「本の泉 泉の本」)。いろいろな書き手のもとを巡っていくダブルクリップの旅と、本にまつわる5つの物語。

著者等紹介

高野史緒[タカノフミオ]
1966年茨城県生まれ。お茶の水女子大学大学院人文科学研究科修士課程修了。1995年、第6回日本ファンタジーノベル大賞最終候補作の『ムジカ・マキーナ』で作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

114
「本」に関するSFのような幻想的な感じの作品集です。SFではブラッドベリの有名な「華氏451度」があってディストピア社会を描いていますが、そこまでいかないホンワカとした感じの読書に関する未来社会を描いています。好き嫌いはかなりあるという気はしますが若い人には向いているのかもしれません。最後の「本の泉 泉の本」はかなり多くの本が出てきます。私があまり読んだことのない本が多かった感じです。2024/09/14

ねこ

112
本にまつわる5つの短編集。皆、何かが狂っている。いや、最初と最後のダブルクリップは正しい。SFのエッセンスがそれぞれの主人公を助け、苦しめ、それでもその立ち位置を変えず本との蜜月を皆継続していく。私は「詩人になれますように」がとても印象的だった。○○企図の描写がとても細かく主人公の行動と状況、そして心情がこんなにも…!勾玉の願いが叶ってよかった。「本の泉 泉の本」は夢に出てきそうなお話で好きだけど、無数に出てくる書名や著者が全て架空であり、この著者の高野史緒さんも相当狂っているようだ。勿論いい意味でね。2024/08/10

rosetta

35
本を巡るちょっと幻想味のある短編集。こんなサイトに集まる自分達のような活字中毒患者って呪いみたいなもんだよな〜と思ったことのある人も多いのではないだろうか?この本ではそんな病状が次々に語られる。最初の、売れない本は強制的に絶版にさせられる法律が成立した日本を描く「ハンノキのある島で」からもう惹き込まれて、存在しない言語の翻訳をする男や、サブカル評論家が学生時代に書いて封印したはずの小説、ベストセラーの詩集を二冊出したまま消えた美人学生詩人。無限の古本屋で架空の本を紡ぎ続ける作者の執拗さに脱帽!褒めてます笑2024/11/19

ぽてち

35
本にまつわる5篇で構成された短篇集。「読書法」なる法律が施行され、出版された本は6年で“完全に”抹消される世界を描いた「ハンノキのある島で」。南チナ語の日本でただ1人の翻訳者が出会った奇妙な外国人との交流を描く「バベルより遠く離れて」。すべての小説に牙を剥く文芸評論家が書評できない唯一の本とは?「木曜日のルリユール」。願いを2つ叶えてくれる勾玉に「詩人になれますように」と願った少女の顛末「詩人になれますように」。奇妙な古本屋で古本を渉猟する2人の男を描いた「本の泉 泉の本」。好き者向け。2024/06/10

よっち

30
作家は、小説は、本は、どんな未来に向かっているのか。本を愛しすぎている人たち<ビブリオフォリア>の紡ぎ出す5つの物語。読書に関する特殊な法律で本が消える世界、正確に訳すことが限りなく不可能なマイナー言語の日本で唯一の翻訳者、小説を斬りまくる文芸評論家が出会う絶対に書評できない本、書けなくなった元・天才美人女子大生詩人のたったひとつの願い、本の魔窟に暮らす蔵書家が訪れた不思議な古本屋。もし特殊な世界で自分がそんな立場に置かれたら…ついつい考えてしまうシチュエーションでの生々しい思いにはハッとさせられました。2024/07/02

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