なぜ日本人は、一瞬でおつりの計算ができるのか

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なぜ日本人は、一瞬でおつりの計算ができるのか

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  • サイズ B6判/ページ数 222p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784569822990
  • NDC分類 372.34
  • Cコード C0037

出版社内容情報



ドイツ在住30年の著者が「日本の初等教育は世界一」と断言する理由は? 日本と世界を「教育」で切り取る。読めば勇気が湧いてくる!

【著者紹介】
作家

内容説明

世界に出てわかった!国語も算数も、実は語学も、日本人は大得意!『住んでみたヨーロッパ9勝1敗で日本の勝ち』で話題の著者がおくる、比較教育論。

目次

第1章 歴史―寺子屋が日本人の知力を育んだ
第2章 学校―なぜ日本人は分数、小数の計算ができるのか
第3章 制度―落ちこぼれを作らない日本の教育
第4章 大学―入試のないドイツ
第5章 就職―一斉就職はあり得ないドイツ
第6章 仕事―過重労働の日本人、過重休暇のドイツ人
第7章 革命―反権威主義で揺れたドイツ
第8章 食文化―昼も夜も、皆で食卓を囲む日本
第9章 言語―世界で闘う武器を手に入れよう

著者等紹介

川口マーン惠美[カワグチマーンエミ]
作家、拓殖大学日本文化研究所客員教授。1956年大阪府生まれ。ドイツ・シュトゥットガルト在住。日本大学芸術学部音楽学科ピアノ科卒業。シュトゥットガルト国立音楽大学大学院ピアノ科修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

coco

28
実際のタイトルは「なぜ日本人は、一瞬でおつりの計算ができるのか」。ドイツで3人の子を育てた著者。ドイツと日本の教育の違いについて書かれている。小学校入学から就職まで。こんなにも違うのか、というぐらい違うことだらけ。それぞれ一長一短あることがよく分かる。ドイツは取捨選択する機会がかなり多い分、大変そう。でも、楽しそう。興味深い一冊でした。2015/07/13

ごへいもち

22
取り上げられているどの国も良いところと嫌なところがあるけど…。著者の子供の教育については自画自賛っぽいところがイヤミに感じたのは僻み?2016/08/10

to boy

20
ドイツ在住の著者によるドイツと日本の教育に関する違いを主に書かれています。どちらが優れているという視点ではなくそれぞれの長所、欠点をわかりやすく書かれていて面白かった。両国ともに近代からの慣習が現代の制度に影響を与えていて、それぞれ問題を抱えていると考えさせられた。あと、内容に少しまとまりがなく、話があちこちに飛び過ぎているようにも思えた。それにしてもこの題名は何とかならないか。2022/10/18

ZEPPELIN

8
初等教育の質が世界トップクラスで、その後に苦労する日本。反対に、義務教育すら満足に受けられない国民が少なからず存在するものの、高等教育の質が高いドイツ。足して割りたいところだが、驚くのはドイツの教育制度。小学校の高学年で将来の大筋を決めなければならず、また義務教育ですら退学が存在するという厳しさ。どちらの制度が優れているかという話ではないけれど、日本の方が生徒に優しい(甘い)制度ではあると思う。そのせいで自立が遅れるという欠点もあるわけで、やはり教育の難しさは世界のどこでも変わらない2015/07/28

mit

7
ドイツの教育や就職について紹介し、文化的・歴史的背景から解説されている。ドイツの勤務歴証明書には雇用者から見た評価が一定の形式で記されるが、表現方法にさまざまなトリックがある。「同僚のあいだでその勇気が称えられる人」は「上司とうまくやっていけない人」で、「真面目で頼りになる人」は「必ず持ち場にはいるが、どちらかというと重要ではない人」の代名詞となる。他人に対する否定的な見解を、ほとんど褒め言葉に加工しておきながら、その否定的な内容を暗号のように第三者に伝えるようなことは、日本人の想像の及ばぬところである。2015/10/12

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