インターレクチュアライブラリ<br> 文学を科学する

インターレクチュアライブラリ
文学を科学する

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  • サイズ A5判/ページ数 133,/高さ 21cm
  • 商品コード 9784254105261
  • NDC分類 904
  • Cコード C3340

出版社内容情報

“先導試行カリキュラム”シリーズ第一弾。工学と科学と文学の粋なフュージョンライブが楽しめるテキスト。[内容]自然言語処理:設計からのアプローチ/文学的感性への認知科学的アプローチ/文学は文学をどう考えているか/共同討議/他

【目次】
1. 自然言語処理:設計からのアプローチ
 1.1 はじめに
 1.2 自然言語による情報伝達モデル
 1.3 自然言語理解の実現
 1.4 比喩について
 1.5 計算機による比喩理解
 1.6 文学における比喩とイメージ
 1.7 計算機処理の可能性
2. 文学的感性への認知科学的アプローチ
 2.1 はじめに:知の科学から感性へ
 2.2 機械論的な人間観
 2.3 感性概念を分解する
 2.4 感性的思考としての白昼夢
 2.5 知識の装置としての心を考える
 2.6 超高次の知識
 2.7 知識に基づく創造性
 2.8 文学的感性へ
 2.9 理解を超えたところにあるもの
 2.10 願望の対象としての小説テキスト
 2.11 おわりに
3. 文学は文学をどう考えているか
 3.1 読書の目的は作者の「心的世界」を復元することではない
 3.2 作品の意味を決定するのは作者ではない
 3.3 テキストを読むことは自分自身を読むことである
 3.4 小説は物語を批評的に内蔵する
 3.5 小説はいかに語るか
 3.6 小説は現実を再現しない
 3.7 小説の無意識は言葉に付きまとわれている
 3.8 テキストを「読み終える」ことはできない
4. 共同討議:「文学を科学する」
 4.1 本書のモチーフ
 4.2 言葉は記号か
 4.3 インターテクスチュアリテとは
 4.4 生きた比喩と死んだ比喩
 4.5 自然言語処理と統計的手法
 4.6 言葉に潜む他者性
 4.7 テキストの自立性
 4.8 小説の語り方
 4.9 DAYDREAMERというプログラム
 4.10 記号としての文学性
 4.11 ストーリー性の重視
 4.12 パソコンと文学
5. 索 引
6. 付録 夢十夜

目次

1 自然言語処理―設計からのアプローチ
2 文学的感性への認知科学的アプローチ
3 文学は文学をどう考えているか
共同討議「文学を科学する」

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

K(日和)

19
文学に対して、各著者の専門からアプローチしている。理想を示し、いまどこまで進行しているのか書かれている。実践的に自分に適用して文学が読めるようにはならないだろう。2014/10/14

無重力蜜柑

3
自然言語処理、認知科学、伝統的文学理論から文学研究に対するアプローチを示す。25年も昔の本であり、深層学習もビッグデータも出て来ないので、今ならはるかに高度なことが出来るのだろうとは思う。そういうこと以上に、理系学者二人と文学者の根本的な世界観の相違のようなものが見えて面白い。文学研究は最も自然科学の成果から遠い場所という話は本当だな、という気がする(人文科学内の成果ならすぐ取り入れるんだろうけど)。今なら文学批評にも多少は定量的視点を取り入れる試みがなされていたりしないのだろうか。2020/07/25

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