出版社内容情報
ユニークな視点からの古代史論を書き続け、今、最も人気のある古代史研究家が、現在の古代史におけるホットな論点を紹介する。
【著者紹介】
古代史研究家
内容説明
大胆な推理・緻密な分析・ユニークな視点!これ一冊で“通”になれる古代史エッセイ。
目次
第1章 明日香風を感じよう(なんといっても甘樫丘(甘梼丘)に登ってみることだ。大和路を歩き回ることだ
『日本書紀』を読んでみよう ほか)
第2章 神道と日本人(神と鬼を知ろう;神道の胡散臭さに気付いたらしめたもの ほか)
第3章 謎解きは、こうやってやる(派閥の流れを追う;名探偵になった気分で ほか)
第4章 日本の美に目覚める(仏像にはまってみるのもひとつの手;日本の美意識に気付くこと ほか)
著者等紹介
関裕二[セキユウジ]
1959年、千葉県柏市生まれ。歴史作家。仏教美術に魅せられて足繁く奈良に通い、日本古代史を研究。古代をテーマにした書籍を意欲的に執筆している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しーふぉ
17
古代史は謎が多くて想像する余白が面白い。行きたい場所が増えた。2022/10/10
Yoshihiro Yamamoto
5
A- 著者の本では、毎回新しい気づきがある。今回は①古代史を知るためにまず読むべきは古事記ではなく、日本書紀。それも、日本書紀の編纂目的を探りながら、「古代史の要」である継体天皇前後から読み始めるべき。ヤマトの国を作るのに最も貢献したと思われる「タニハ連合(丹波・近江・尾張)」は歴史から抹殺されている。②聖徳太子は実在せず、蘇我氏の業績を全て聖徳太子に仮託し、蘇我氏を悪者に仕立てている。その張本人は日本書紀の影の編者・藤原不比等。③朝鮮経由で伝来された物があることは、反対の取引があったことも物語っている。2015/05/07
エイドリアン
4
関裕二さんの考えがいっぱい詰まった本。( )書きの所は気になったけど、サクサク読めました。 確かに古代史面白い!大学(歴史学科)では、幕末をやったけど、今、古代史もっと勉強したいなあ〜と思って、本などなど読んでいます。自分の考えを持つ、大切です。あと仏像は奈良ですね。奈良の良さは大人になってわかる!ってね。2015/01/20
あやさと(彩里)
1
独特の歴史観ではあるけれど、どんな風に疑問を持ちどんな風に思索を巡らせるか。筋を見出していくか。資料が少ない古代史だからこそ、考える余地が大きい、色んな物を組み合わせていく思考実験もできるのはなるほどと。うんちくが語れるより自分の考えが勝たれる方が面白いのはそらそうですね。2023/01/30
finewave
1
☆☆☆☆2022/01/14
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- すてきなルーちゃん
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- 少年の日々 偕成社の創作