出版社内容情報
親日・台湾は世界でも屈指の「嫌韓国家」だった! 台湾版「嫌韓流」を、両国の歴史を掘り下げ、また現地取材を交えながら活写する。
【著者紹介】
評論家、キャスター
内容説明
かつては「血盟」「友邦」と呼び合った台湾と韓国が1992年を機に断交し、片や「親日」、片や「反日」に…なぜなのか?
目次
序章 台湾内で沸き起こる激烈な「反韓」感情
第1章 “フォルモサ”の歴史を俯瞰する―先史~国府軍の台湾移転まで
第2章 台湾と韓国、知られざる同盟と蜜月―反共の砦~朝鮮戦争勃発まで
第3章 一九六〇年代の台韓関係―黄金時代~反共勢力の結集まで
第4章 一九七〇年代の台韓関係―ニクソン訪中~米台断交まで
第5章 一九八〇年代の台韓関係―両国の“友情”が試された時代
第6章 一九九二年、台韓断交―「卑劣」「忘恩負義」
終章 断交後の台韓の「今」
著者等紹介
古谷経衡[フルヤツネヒラ]
評論家、著述家。1982年、北海道札幌市生まれ。立命館大学文学部史学科卒業。インターネットと保守、マスコミ問題、アニメ批評などのテーマで評論、執筆活動を行なっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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チョビ
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著者の言いたかったことに我々は思い切り反省をしなければならない。過去を学ばない者は未来に跳ね返ることはわかっている。私たちはメディアや政治家を矮小なやり方でぶーたれるだけの「国民」になっている卑怯者になってるんだな、と思った。政治は感情論で行うものではないのに、なぜ我々は感情で政治家を攻めて「私は賢い」とただの自己満足をするのか。よく胸に手を当ててこの本を読んで欲しいと思った。2015/02/10
日野 輝樹
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最近、日本の韓国を嫌う割合が増えているといった報道がありましたが、日本の嫌韓はイメージによるところが大きく、しっかりとした歴史認識によるものでないため、もっと日本人が自らの歴史認識をしっかり持てと警鐘を鳴らしています。対局して、台湾の嫌韓は、これまでの歴史からくる激しい怒りとのこと。まずは、日本の歴史をしっかりと学んでいきたいと改めて思いました。2014/12/25