出版社内容情報
2014年「四国霊場開創1200年」を迎える。仏教学者・山折哲雄が従来の八十八カ所霊場とは違った視点で四国の名所を案内する!
【著者紹介】
仏教学者
内容説明
2014年「霊場開創1200年」を迎えた四国。幸運にも「よき日本」が残ると語る仏教学者・山折哲雄氏が、従来のお遍路とは違った視点で四国の名所を案内する。愛媛県では能島を船で訪れて源平合戦に思いを馳せ、高知県ではかつての若衆宿だった「泊り屋」を見学。愛媛から山越えで高知に抜ける山村は、坂本龍馬脱藩の道筋にあたる重要な拠点だったことを知る。そして、その龍馬脱藩の道こそが、弘法大師に発する遍路の道だった―。伊豫豆比古命神社(椿神社)の宮司・長曽我部延昭氏、四国八十八カ所霊場の本部がある総本山・善通寺の住職・樫原禅澄氏との対談も収録。
目次
第1章 新しい四国遍路の提案(ひとりで歩いても「同行二人」;弘法大師空海生誕の地;留学で得た密教を広める;私が四国へ向かったいきさつ ほか)
第2章 四国文化へのまなざし(海の民と遍路始祖;幕末・明治の道標 ほか)
第3章 同行人・黒田仁朗の道中雑記(愛媛県今治市;愛媛県松山市 ほか)
第4章 四国、神の道と仏の道(先祖崇拝と氏神信仰…伊豫豆比古命神社、長曽我部延昭氏との対談;四国霊場開創千二百年を迎えて…善通寺樫原禅澄氏との対談)
著者等紹介
山折哲雄[ヤマオリテツオ]
1931年、サンフランシスコ生まれ。仏教学者。東北大学文学部卒業。国立歴史民俗博物館教授、京都造形芸術大学大学院長、国際日本文化研究センター所長などを歴任
黒田仁朗[クロダキミオ]
1963年、広島市生まれ。愛媛大学農学部卒業。フリーライター、産経新聞大阪本社契約記者。NPO法人石鎚森の学校(西条市)理事。愛媛県松山市を拠点に、雑誌や新聞などの編集・執筆やイベントを手掛け、都市と過疎地の交流を通して遍路文化や石鎚文化の復興などに汗をかく(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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