PHP新書<br> 植物は人類最強の相棒である

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PHP新書
植物は人類最強の相棒である

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  • サイズ 新書判/ページ数 272p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569818795
  • NDC分類 470
  • Cコード C0245

出版社内容情報

人類最古の栽培植物は? 植物の根に潜む、空気をパンに変えるしくみとは? 植物のすごい力と、それを利用した人間のドラマを語る。

【著者紹介】
甲南大学理工学部教授

内容説明

私たち人類と植物たちは、遠い昔から、お互いの能力を高めあいながらともに発展してきました。植物は人類の「最強の相棒」なのです。彼らの秘めた能力はすこぶる高く、あらゆる環境に適応して生き抜くことができます。「大根からキャベツを生やす」といった具合に、2本を1本につなげることも可能です。また、植物は私たちに食べ物や薬、役に立つしくみを提供してくれます。それにまつわる逸話として、本書では人類が最初に栽培した植物の話などを取り上げます。そして植物はその美しさで心を癒してくれます。本書では日本人が愛する花や木の話、日本原産とされる植物についても紹介します。

目次

第1章 相棒の誕生とその後の生き方(「植物系」とは?;四億年前の相棒の上陸 ほか)
第2章 信頼できる相棒の力(食糧として役に立つ植物たち;役に立つ植物たちの成分 ほか)
第3章 植物の力を生かす!(二本を一本につなげる!;相棒の力を生かす栽培の技術 ほか)
第4章 相棒との共存・共生(生活の中に生きてきた相棒;環境破壊は、誰を苦しめるか? ほか)

著者等紹介

田中修[タナカオサム]
1947年京都府生まれ。京都大学農学部卒業、同大学大学院博士課程修了。スミソニアン研究所博士研究員などを経て、甲南大学理工学部教授。NHKラジオ「夏休み子ども科学電話相談」に出演するなど、植物の生きざまや人間との関係について、テレビやラジオでわかりやすく解説している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yamaneko*

50
植物の形にヒントを得て作られた意外な商品たち。梨の長十郎、二十世紀、白桃は偶然出来た品種だった!など、植物にまつわる諸々の話。まだまだ知られてない性質や、品種改良の可能性がたくさんあるんだろうな。2014/06/04

いちろく

29
紹介していただいた本。植物誕生から現在に至るまでの歴史が導入として始まる本書。植物の何故?に答えてくれる中盤以降の内容に、特に惹かれました。ずっと疑問だった、同じ品種の果物の名称が地域毎に異なるモノもある理由がわかりスッキリ。カニと同じで産地の違いだけでした。そんな、身近な事から専門的な事まで、ギッシリ詰まった一冊。個人的に、教科書に載っていなかった身近な事程初めて知る事が多かったです。紹介感謝!2016/10/01

ひよこまめ

13
様々な植物の能力や魅力が、事例たっぷりに載っていました。説明もイメージしやすいのですごく分かりやすい。もっと植物のことが知りたくなります。イネ科がつくる物質とその使用法、防虫剤に使われる樟脳が葉っぱに含まれている意味が特に興味深かったです。2014/09/29

yutaro13

4
植物はこんなにもすごい特性を持っていて人間はその特性をうまく利用して生きてきたのだよ、というエピソードたくさん。確かに人間にとって植物は欠かせない存在だが、では植物にとって人間はいかなる存在だろうか。好き勝手に都合よく交配させられたりして迷惑なんじゃなかろうか。それとも4億年も前から地上で生き抜いてきた植物にとっては人間など取るに足りない存在なのだろうか。タイトルにある相棒という関係が本当にそうなのか、植物視点でちょっと気になりました。それはともかく、著者の植物愛を随所に感じられる本ではあります。2016/12/24

遊未

4
植物誕生の歴史、海藻や花の色のこと普段疑問を持たないことも解説されています。果物の品種は参考になります。しかし、「キャベコン」(キャベツ大根)等は必要な実験なのでしょうか。お肉は大量の飼料が必要ですから、全人類が菜食主義者なら計算上、飢餓はなくなるそうです。野菜だけで食べていくのも結構高くつく気がします。そして、パンはご飯より便利だから普及したのでしょうか?2016/01/11

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