出版社内容情報
ダメ弁護士の兄と、イケメンで名言オタクの弟の迷コンビが、持ち込まれる事件を名言を使って解決! 心に沁みる名言満載のミステリー。
【著者紹介】
作家
内容説明
イケメンで名言おたくの弟、平凡でダメ弁護士の兄。人生に役立つ&心に沁みる古今東西の名フレーズが満載の新感覚ミステリー。
著者等紹介
北國浩二[キタクニコウジ]
1964年、大阪市生まれ。2003年、『ルドルフ・カイヨワの事情』で第5回日本SF新人賞に佳作入選、05年、同作を改題した『ルドルフ・カイヨワの憂鬱』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
すい
57
サニーサイド・スーサイドとは全く違う雰囲気のコミカルな短編集。古今東西の様々な名言が出てくるのだが、根本的に事件と結び付くようなことはない。あくまでもヒント。名言探偵というほどのこともないのだが、別に気にはならないかな。主人公兄弟も、それを取り巻く人々達も個性豊かでよい人ばかりだし、続編が出れば読みたいです。2014/08/03
むつぞー
30
下町・谷中を舞台にした人情味ある日常の謎系連作短編集。 平凡な兄と見た目も能力もある(でも問題もある)弟。 一応タイトル通り探偵役は弟なんだと思うんだけど、ヒント=名言を言うだけで、そこから解決に導くのは兄の方です。 名言の方は古代哲学者からアニメ・マンガまでと幅広くて良いのだけれど、ただ多すぎでその重みがないのよね~。 途中から目がスルーぎみだったかもしれない…。 まあ、兄弟仲良くって良いね~って感じだし、基本人情物なので、読後感も良いです。 気楽に楽しめる作品だと思います。シリーズ化はあるのかな??2014/06/24
み
24
タイトルが気になって。初読みの作家さん。う〜ん、名言がイマイチなような。ちと唐突な感じ^^;2018/01/31
カロリーナ
19
☆3- ネットや本で名言を収集しては事あるごとに言いたがる、名言オタクの弟・律(社会性皆無)。弟のような容姿も出来た頭も持たない平凡過ぎるおれ・堂下法男は一応弁護士。仕事の依頼はなく、近所の人から持ち込まれる相談事を兄弟でただで解決するような日々を送っている。いつになったら一人前のマチベンになれるんだ。4編収録の短編ミステリー。第4話内の「人生は入り口で決まるのではなく、選んだ道でどう生きていくかなんだろう(武良布枝)」という言葉。昨日読んだ『平凡(角田光代)』と繋がるものがあり、より一層胸に響きました2014/10/07
深青
18
平凡な新米弁護士の兄とイケメンで博識なんだけどすっごい変わり者の弟によるコミカルな日常ミステリー。法律のちょっとした勉強にもなるかも。読みやすかったですが、だんだん弟の方にイラって来ちゃいました(笑)空気読まんかい!と思っちゃいました。2015/03/21