出版社内容情報
人気フリーゲーム『タオルケットをもう一度』をノベル化。可愛らしいビジュアルとは裏腹に奥深く、時にダークな独自の世界を書籍で再び。
【著者紹介】
フリーゲーム作者
著者等紹介
水野輝和[ミズノテルカズ]
かなしみホッチキスの名義で制作されたゲーム『タオルケットをもう一度』の原作者。RPGツクール2000で制作された同ゲームは、ほのぼのとした可愛らしいキャラクター、シュールで哲学的な世界観、プレイヤーの予想を裏切るストーリー展開が大きな話題となり、ネットを中心に爆発的な人気を博した。これまでに同シリーズおよびそのスピンオフを手がけている
ひびき遊[ヒビキユウ]
ライトノベル作家。2003年に執筆した『天華無敵!』(富士見書房)で第15回ファンタジア長編小説大賞準入選を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ほんすけ
6
原作の感動や世界観を超えられないと思いました。しかし、原作の雰囲気はしっかり出ていました。また感心したのが原作でははっきりしなかった心理描写や、状況が詳しく描かれているところです。追加されたエピソードも感動しました。原作を補完するものとしてこの小説はいいと思います。原作をプレイされた方はこの本をぜひ読んでいただきたいなと思います。タオルケットを知らない方にもおすすめです。2016/12/29
d(^0゚)/b
6
原作ファンなので読んだ。良くも悪くも、うまくまとまってた。RPGの形をとる物語じゃないよね……でもRPGの形でプレーしたときのが、ずっとこの壮大さは感じ取れた。あえてのべらいずを読むことで、BGMはゲームや物語の重大な構成要素なんだなあと、普遍的にして新たな気付きを得るきっかけになった。原作が小説だったとしても、あるいは、この作品に関しては、なぜかRPGの形が最適だったんじゃないかと思う。2014/11/04
優水
5
届いたその日に読了。ノベライズのための視点固定のため、ゲームでのお気に入りのシーンが幾つか省かれていたのは寂しかったけれど、アレンジ故の面白さもあり。元作品の力を感じさせるノベライズでした。2014/03/24
ぽてち
4
シーンが幾つか削られているところはありましたが、もーちゃす主人公としては面白くすらすら読めました。もう一度プレイしたい気持ちもありますが、脱走シーンがもうすでにトラウマ!!2014/05/15
ティス@考える豚
4
店頭で見つけてびっくりしました。ゲームはしたけどノベライズしてくれて本当にありがたい。半分くらいしか理解できてなかったから。ゲームを知ってて、小説として読むと素晴らしいです。正直原作は心が痛すぎて泣いてしまいそうだから何回もできないです。はっきり言えば嫌いな部分は多い。絵もキャラクターも残酷すぎる物語も私の好みじゃない。だけど、それ以上に好きでいられるのは一人一人に物語と想像を絶する苦難がありながら綺麗に収束する美しい終わりがあるからだと思います。フリーゲームのノベライズで一番好きです。2014/04/01