出版社内容情報
隣国・中国で深刻化する大気汚染。その指標「PM2.5」の異常な数値が日本を脅かす。PM2.5の危険性を正確に知るための本。
【著者紹介】
東京農工大学教授
内容説明
隣国・中国でますます深刻化する大気汚染。2013年1月、北京をはじめとする主要都市は濃いスモッグにおおわれ、非常に高い濃度のPM2.5が発生、危険な域に達した。こうした事態の根本原因はどこにあるのか。果たして解決する方策はあるのか。日本にも飛来する黄砂やPM2.5に問題はないのか。中国と日本双方の調査に当たる著者が、PM2.5のとんでもなく高い数値の裏側にある事情を解説。日本で見られる健康被害や様々な方面での影響、その真実の姿に迫る。とりわけ中国から日本に大気中の微量子が運ばれる間、どのような変質過程をたどるのか、その様子を詳しく紹介する。
目次
第1章 PM2.5とエアロゾル(PM2.5ショッ;中国PM2.5高濃度の原因は?;PM2.5って何? ほか)
第2章 PM2.5はいつどのように飛来するのか―越境大気汚染の話(東アジアの大気環境とエアロゾル(ABC)
酸性雨と越境大気汚染
日本海側の酸性雨 ほか)
第3章 PM2.5の予測、対策と今後(PM2.5の予測;身近な対策;抜本的な対策 ほか)
著者等紹介
畠山史郎[ハタケヤマシロウ]
1951年東京都生まれ。東京大学大学院理学系研究科化学専門課程博士課程修了。理学博士。国立公害研究所(現・国立環境研究所)大気環境部主任研究員、国立環境研究所大気反応研究室長、国立環境研究所アジア広域大気研究室長などを経て、東京農工大学大学院農学研究院教授。日本エアロゾル学会会長。大気化学が専門で、黄砂・酸性雨・大気汚染などを観測・分析。中国の研究者と協力して、中国国内の大気汚染物質の航空機観測を世界で初めて実施(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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